湘南アルプス(高麗山168mほか)

第143回 練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告
<実施日>
令和5年2月18日(土)

<天候>
晴れ

<参加者> 
16名(男性10名、女性6名)
石村毅、内池久幸、喜々津和夫、清水恵美子、瀬川健治、山田興太郎、加藤正彦、久保庭啓一郎、越智慎二郎、喜々津一枝、小松袈伴、瀬川恵、山田恭子、横山正雄
木村慶子(サブリーダー)、舛本啓子(リーダー)

<集合>
9:00 東海道本線 平塚駅改札口

<コース>
平塚駅 9:18 発神奈中バス9:26 花水着高来神社 準備体操 9:50 出発10:25高麗山11:00浅間山11:25湘南平(昼食)12:30横穴墓群見学13:30高田公園13:50大磯駅

<実歩行時間・歩行距離>
約 3時間30分、約5.1㎞  

大磯駅の北側に位置する高麗山~八俵山~浅間山~湘南平を縦走する低山ハイキングコース。
平塚駅発のバスに乗り、登山口の高来神社まで10分程度です。


まずは神社の境内をお借りし、準備体操で体をほぐしてから出発です。




高麗山山頂までは男坂と女坂の2コースがありますが、女坂を進みます。
山頂までは30分程度ですが、途中から左手に大磯の町と相模湾が見渡せました。


あっという間に、標高167mの高麗山頂上に到着です。


アップダウンを繰り返しながら、八俵山を通過し、気持ちの良い尾根道をたどって浅間山へ。






足元には水仙の群生が、見上げると、白梅のほか早咲きの桜も楽しめました。


浅間山山頂にて記念撮影。


浅間山から10分程度でテレビ塔のある湘南台に到着し、ここで昼食休憩にしました。


湘南平の展望台からは富士山はもちろん大山など丹沢の山々も一望。


富士山頂に雲がかかっているのが少し残念ですが、富士を背景にした集合写真です。


昼食を済ませたあと、途中、揚谷寺谷戸横穴墓群に立ち寄りました。
ここは、古墳時代後期(7~8世紀頃)造られたと推定される横穴墓群で、4段にわたり
横穴墓が21基確認されている。平面型と天井形態が異なる横穴墓が混在。珍しい家型もある。







アップダウンを繰り返しながら、高田公園を目指して歩きます。


高田公園にて、相模湾を背景に記念撮影。


大磯駅へ向かう下り坂の道中からは、相模湾を一望、黄金色に輝く見事なミモザの花にも出会いました。




大磯駅近くの、ちょっとおしゃれでレトロな「茶屋町カフェ」にて、大磯地ビールなどで軽く反省会。
厳しい寒さが続いた2月でしたが、この日はポカポカ陽気ですっかり「春」を満喫できた一日でした。

計画当初、立ち寄りを予定していた大隈重信の別邸などがある明治記念大磯邸園は3月末まで改修工事とのことだった。
登山道では案内標識が不十分なところもあったが、コースはよく整備され、危険個所には手が入っており概ね安全に歩ける。
低山ハイクではあるが、累積では400mのアップダウンで、それなりの高低差もある。
縦走路では今回は水仙、梅、早咲きの桜などが楽しめたが、よく手入れがされている様子で、季節に応じた多様な植物を楽しめるらしい。
季節を変え、整備が終わった大磯庭園や県立城山公園なども含めたコースでまた訪れたい。

報告:舛本啓子  写真:舛本啓子、加藤正彦


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ミスター富士山が富士山を語る講演会

練馬稲門会 2023新春の集いにて
ご報告
<実施日>
令和5年2月12日(日)

今年は練馬稲門会創立45周年。これを記念して山歩き会は2月12日の午後3時からココネリ大ホールで記念講演会を開催しました。


講師は富士山登頂の日本記録を登るたびに更新しているMr.FUJI-SANこと實川欣伸(じつかわよしのぶ)さん。




コロナ禍での気晴らし登山が増え、それも里山での遭難件数が増えていることを考慮し、当会は一般の皆さんにも練馬区報で参加を呼びかけました。
その結果、当日の外部の聴衆は前川練馬区長ご夫妻をはじめ、60余人に及び、稲門会員を含めて合計120人を超える賑わいとなりました。


講演は質疑時間を含めて90分。富士山にすでに2157回も登頂した實川さんのお話は、(海外の山々登頂を含めて)全て実体験に基づくものだけに会場の皆さんは熱心に聴き入りました。
質問の時間も、専門的な角度からは関口嗣男さん、基礎的部分を舛本啓子さんが準備していました。が、一般の方から次々と質問の手が上がり、有益活発な質疑が展開されました。


特に、一般の登山指導書の内容とは違ってご自身の体験に基づく實川さんの説明、答弁の主なものをざっと挙げてみます。

纏富士山の登山よりも里山登山の方に危険が多いと思って取り組んでください。準備も、気構えも気を抜かずに。

登山の休憩は5分以内を意識しています。歩きのペースを崩さないで済むと思います。

ベテランとか専門家と言われる人が、個別具体的な目の前の問題について正しい方策をアドバイスできているかどうか。
尋ねる方の皆さんも十分よく考えて聞かねばならない。判断は自己責任で下すものです。

海外のアルピニストの登山は、ベストシーズンのみの登山です。しかし日本では様々なシーズンに登山します。
その場合、日本の山は天候次第でガラリと別の山に変わる。これをよく考えてください。
ピクニックで楽しんだ山が、天候次第で遭難する山に変身することはよくあることです。

呼吸はもっぱら口をすぼめてヒュ!ヒュ!と吐くことを心がけています。

登山にかかわらず、「夢」を持つことが大事だと思います。
ーーなどなどでした。聴衆の皆さんは、それぞれご自分の腑に落ちた部分を大切なお土産として持ち帰られたことと思います。
(久保庭啓一郎)



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沼津アルプス (徳倉山 256m)

第142回 練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告
<実施日>
令和5年1月21日(土)

<天 候>
曇り

<参加者> 
喜々津一枝、木村慶子、清水恵美子、瀬川 恵、山田恭子、石村 毅、内池久幸、越智慎二郎、
喜々津和夫、久保庭啓一郎、小松袈裟、山田興太郎、横山正雄
瀬川健治(サブリーダー) 加藤正彦(リーダー)  計15名

<集 合> 
8:15東海道本線 沼津駅南口改札

<コース>
はまゆう前 登山口 9:07 志下坂峠9:45 10:45 徳倉山(昼食)11:2012:30 横山14:00香貫山展望台14:30 香稜台

<実歩程・歩行距離>
4時間30分 8.3 km

<山行報告>
本年最初の山行を「沼津アルプス」にて行いました。
行きの新幹線の中からはきれいな富士山の姿が見えました。天気は良好です。
沼津駅からバスに乗り、御用邸の先で下車。登山口で入念にストレッチを行い、出発です。









今回の山行には2/12(日)の「新春の集い」の前に講演会を行っていただく 富士山を2,000回登った「MR. FUJISAN」こと實川欣伸(じつかわよしのぶ)氏も特別参加されました。氏は沼津市在住です。
登り始めからやや急な斜面で稜線に出た後、ロープを使う急登となります。
途中の千金岩からは伊豆の海が見渡せます。

















再び急登を乗り越えると本日の最高点 徳倉山(256m)の頂上です。ここで昼食としました。
晴れていれば富士山が美しく見えるポイントですが、残念ながら雲に隠れています。
代わりに(?)MR.富士山との記念写真を撮影しました。









昼食後、今度は鎖場の急な下りです。滑り落ちないように慎重に降りていきます。













途中海の眺めが良いところを通り、再びロープを使う急な登りを経て横山(183m)の頂上です。







再び急な下りの後、沼津アルプス北端の香貫山へのダラダラとした最後の長い登り。
展望台からの富士山はやはり雲の後ろに隠れていますが、駿河湾がキレイに見渡せます。









こうしてキツイ登り下りで疲れた後は、本日のもう一つのメインイベント、沼津港へ。
キンメダイ他美味しい魚を堪能しつつ、新年の反省会を行いました。
反省会を終え、港の堤防に出ると丁度日没時間となり、水平線に沈む美しい夕陽を見つつ長い一日を終えました。











最後に参加者の方からいただいたメールを紹介させていただきます。
沼津アルプス三山は想像していた以上に険しい山道でしたが、幸い、落石も滑落、転落もなく持参したヘルメットは物理的には役に立ちませんでしたが心理的な効果は絶大でした。
個人的にはロープと鎖をフル活用した徳倉山、横山よりもダラダラと登り道が続く香貫山の方がキツかったですが、「武田丸本店」の料理と波止場からの夕陽で一気に疲れが吹っ飛びました。
今回は「山高きがゆえに尊からず、低きがゆえに易しからず」を実感する山歩きになりました

写真:久保庭啓一郎、喜々津和夫、内池久幸、瀬川健治、
報告、写真:加藤正彦


ご案内
令和5年最初の山行は、新春の富士山を眺めに沼津アルプスを訪れます。
寒さが最も厳しい時期でも温暖な地にあり、標高は低いものなかなか登りごたえのあるコースです。
なお希望者には、終了後沼津港で美味しいお魚を食べる会も設定します。

< リーダー/サブリーダー>
加藤

<日時>
令和5年1月21日(土) 雨天順延 1月22日(日)

<集合>
東海道本線 沼津駅南口 8時15分集合 
東京駅 6:57 こだま703号 三島7:50 三島 7:59 沼津 8:04

<行程>
沼津駅 8:25 発 東海バス8:45 はまゆう前着 準備体操 9:00 出発10:00 志下坂峠10:10 徳倉山11:00横山12:30香貫山(昼食)13:10 沼津駅15:00(解散)
実歩行時間・距離   約5時間15分、約 6.8㎞
  
<地図>
昭文社 山と高原地図 1/80,000 伊豆・天城山

<交通費等>
参加費 500円 東京–沼津(新幹線自由席利用)片道4,600円

<持ち物>
日帰りハイキングセット、昼食 以下必携 水分、雨具、地図、コンパス、ヘッドランプ

<申し込み・問い合わせ>
申し込みは、令和5年1月19日(木)まで。問い合わせは加藤Lまでお願いします。

沼津アルプス紹介
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/hiking/alps/




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