JTBの人気コース「四国たっぶり20景めぐり3日間」に参加した。四国へ渡ったのは、宇高連絡船の時代と鳴門大橋から大塚国際美術館(複製品専門)を訪れた2回だけで、私には未知の国だ。
旅の初日は大相撲名古屋場所の千秋楽で、観光バスが道後温泉に着くとテレビに直行した。結びの一番、白鵬━日馬富士戦だった。期待した優勝決定戦はなく、白鵬━日馬富士戦に勝って白鵬が優勝した。四国は相撲が盛んなようで、あれが朝青龍や朝赤龍の出た明徳義塾と土佐市で紹介された。今夏、明徳義塾は高校野球でも活躍している。野球の正選手は県外出身だという。
四国名物のお遍路さんは88霊場、400kmを巡ると4、50日かかる。
ガイドさんによると、お遍路さんは1泊2食付で6,500円ほどなので、50日で約30万円、数回に分けて巡ると結願までに80万円ほどかかる。自装東は江戸時代の過酷な旅の心構え、覚悟だという。ツアーでは足摺岬の金剛福寺(38番札所)だけ立ち寄っただけだ。
3日間のコースは、羽田からフライトで1時間20分、徳島空港から観光バスで、金毘羅さま━道後温泉━内子━四万十川と遊覧船一足摺岬とジョン万次郎像━はりまや橋━桂浜と坂本龍馬像━大歩危━高松空港まで総距離は何と1,600km(ガイドの話)4県を巡った。バスの1日制限走行距離が670kmだから3日で1,600kmは上限に近い。東京━鹿児島間の1,200kmを超えて安全に走ったものだ。
四国は流通網が未整備でコンビニはないと聞いていた。「これがセブンイレブン第1号店」とガイドさん。四国ではこの3月愛媛にオーブンした。
その後進性からか足摺岬のホテルにウオッシュレットがなかった。海外旅行用に揃えたのだが、四国旅行に持ってきた携帯型が役立った。
旅のメモから、
1) 足摺岬の灯台へ向かう樹林道の大岩に「南無阿弥陀仏」と彫られている。「弘法大師の爪書き石」といわれ、のっべりした岩へ大師が爪で彫ったとされる。翌朝、足摺岬のホテルから浜へ下りた。傍らに苔むす岩があった。これだと思った。大師は爪を使って石面でなく苔面に描いたのだ…
2) ホテルは切り詰めて髭剃りも置いてない。部屋の浴衣は「大」だけで中小はない。やむなくこれを着たが、あとで棚の奥に「中」を発見し着替えた。初めから大中小を揃えておけば出費を抑えられたのに。ほかにもコスト削減法はあるだろう、まだ甘い。
3) 山間の一区画の畑にひまわりが咲いていた。妙なことに、花の南北の向きと仰角、丈、花や葉の大きさ、色が「一糸乱れ」ていない。ガイドさんは淡々と皆同じ方向を向いて咲いています、と紹介した。あれは「造花」だったのではないか。
帰ってから「ひまわりネット」を調べたが、畑一面の造花は見当たらなかった。それにしても、一方向に揃い過ぎている。その目的は何か、何とも不思議な体験だった。
4)次はクイズです。四国の道路は車の交通量が少なく、主要道路はたいがい青信号で通過できる。押しボタン式なのだ。
間題:主要道路に入る車は、交差点で降りて押しボタンを押す必要があるか。(道交法)
答え;否(ノー) 押しボタンを押さないでよい。車が来ないことを確認して進めばよい。歩行者用押しボタンのようだ。(ガイドさんへの質問の答え)
3日間の旅を終えた。四国はその直後から集中豪雨に見舞われ、台風11号も襲った。
四万十川沿いの崖面に過去の台風による氾濫水位が刻まれていた。10mもの見上げる高さだ。
四万十川の沈下橋は水没に備えて欄干がない。夏休みの裸の子供たちが橋から飛び降りて船客を喜ばせた。この子供たちは無事で、今日も泳いでいることだろう。
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