雲 取 山(2,017m)
第58回 練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告
<実施日>
2014年5月25日(日)~26日(月)
<天候>
25日薄曇り、微風 26日曇り、微風
<参加者>
利根川 洋一、関口 嗣男、喜々津 和夫、喜々津 一枝、塩出 重弘、木村 慶子、倉地 利史子、五十嵐 敏子、石村 毅 計9名
<集合>
西武秩父駅前5番バス停8時55分集合
<コース>
5月25日:西武秩父駅前西武バス9;10発 75 三峰神社着10:25会長挨拶、準備体操 10:55発 25 妙法ヶ岳分岐11:20 25 炭焼き平11:45 50 霧藻ヶ峰12:35 昼食休憩 13:10発 80 前白岩の肩14:30 20 前白岩山14:50 25 白岩小屋15:15 40 白岩山(1,921m)15:55 65 芋の木ドッケ(1,764m)17:00 30 雲取山荘(1,850m)17:30着 夕食18:00, 消灯21:00
5月26日:4:00起床、4:30ご来光を山荘前で拝受、5:00朝食 雲取山荘6:00発 50 雲取山頂6:50記念写真7:05発 25 小雲取山7:30 45 雲取奥多摩小屋8:15 60 ブナ坂9:15 15 7つ石小屋9:30着小休止9:50発 60 堂所10:50 80 車道出合(760m)昼食休憩12:45発 30 鴨沢バス停13:15着、13:53バス発 40 奥多摩駅14:30着 5 旅館玉翠荘(日帰り温泉)反省会16:30 5 奥多摩駅にて解散
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<実歩程・歩行距離>
25日:約6時間、約10km 26日:約6時間、約12km
<山行報告>
「雲取山」何と良い響きの山か。東京都、埼玉県及び山梨県の境界に鎮座し、秩父多摩甲斐国立公園のほぼ中央にどっしりと構える様は、まさに雲をも掴むようである。地形的には奥多摩と奥秩父という2つの山域の境界にあり、東京都の最高峰であり、最西端に位置する日本百名山である。
こういう位置にあるので、この一帯は東京の水がめとなっており、大正時代から昭和初期にかけて雲取山周辺のススキの原には落葉松を植林するなど、この一帯を東京都水道局の水源林として保護しているという。
この雲取山を含め、奥秩父の山々を語る時にまず挙げられる人物は、田部 重治であろう。
田部 重治は我が国の近代登山黎明期の登山家であるが、著名な英文学者である。富山県生まれの田部は、少年時代から日本アルプスを歩き、帝大生になって上京してからは、秩父の山々を好んで歩いた。
当時は列車の駅から登山口まで延々と歩いていたわけで、バスで最接近する現代の山歩きとは比べようがない。
田部は秩父の山では渓谷の美しさ、山の深さに感動し、山行記録を「日本アルプスと秩父巡礼」(大正8年)として刊行し、「山と渓谷」の題名で再編出版(昭和4年)している。
現在の山岳雑誌「山と渓谷」はこの本から拝借したもの。田部重治のレリーフが雲取山荘から山頂に至る岩肌に埋め込まれ、行き交う岳人達を観察している風である。

25日 11:00準備体操の後、三峰ビジターセンター(1100m)の前でこれからの登山道を確認。
関口会長より注意事項が伝達される。
関口会長と利根川副会長からは様々な注意喚起がなされ、現場に即した安全登山教室となった。
感謝の一言に尽きる。

いよいよ山道に入る。杉木立の長い道のりに気合い十分な一行

他に目立った花のない山中に、トウゴクミツバツツジが歓迎してくれた

15分歩いて小休止を繰り返した。熱中症対策には水分と塩分が必須


12:30 霧藻ヶ峰にて秩父宮ご夫妻のレリーフに参拝。
毎年6月第1日曜日にはこの前で奥秩父の山開きが行われる。この地にサルオガセ(霧藻)があることから秩父宮殿下が命名。

お清平(1,450m)を過ぎて突然鹿の親子に遭遇する。
かわいい姿だが鹿の被害も大きいようだ。後でもっと大型の鹿に出会う。

14:30 前白岩の肩近くで懸命に岩まじりの山道を登る一行

芋の木ドッケ付近(1720m)の最後の登りを上がる

17:30 雲取山荘着。早速夕食に移る。恒例のハンバーグ定食。美味しい。感謝

夕食後これも恒例のマジシャン利根川によるマジックショーのはじまり。
「よござんすかー」、「さあ、どうする」がマジシャン利根川の口癖である。

26日 4時起床、4時29分雲取山荘前にてご来光を拝む。心が洗われる新鮮な気持ち。最低気温7℃

雲取山荘6時出発前に記念撮影。
1999年に新築リフォーム工事完了し、収容人員200名だが、前日は240名が宿泊したという。
食料はヘリコプターで三峰から荷揚げしているそうだ。皇太子殿下は少なくとも3度訪れている写真がある。

雲取山頂への登りの途中には、まだ雪がなごり惜しそうに残っていた。冬季の厳しさが偲ばれる。

山頂間近かの岩場に、奥秩父の山や渓谷を開拓した「田部 重治」のレリーフがひっそりと埋め込まれている。
偉人のお蔭で現代の岳人は楽しく登山が出来ている。

6:50 雲取山頂(2017m)に至る。残念ながら薄曇りで周辺の山々の姿はシルエットとして見て取れる。
笑顔には十分な達成感が現れている。ここは東京都と埼玉県と山梨県の県境である。

7;05 山頂を離れ下りに入る。
山道はなだらかな歩きやすいところが多い。富士山が右手にうっすらと姿を現す。
感激、感動の瞬間だ。ここから富士山が次第にはっきりとした姿になってくる。

富士山を背景に“最高の一枚”。
この後雲取奥多摩小屋を経て、七つ石山には登らず巻き道を下って七つ石小屋に9:30着。
きれいなバイオトイレを使って堂所から順調に下り車道出合に12:20着。
ここで山荘が作ってくれたお弁当を頂き、一路奥多摩湖半の鴨沢バス停に13:15無事到着となった。
13:53発のバスで奥多摩駅へ。
反省会は駅から5分の日帰り入浴が出来る玉翠荘で手短に行った。
関口会長から“長い山歩きを完歩できたことは、これまでの積み上げの成果であり、この積み上げを楽しく続けていこう”との総括があり、参加各人より反省の弁と今後の山行への期待が述べられ、次へのそれぞれの思いを持って帰宅となった。
奥秩父そして日本アルプスへと足を運ぶ時、過去の偉人達が大切にした山や渓谷という大自然への情熱を思い起こして歩きたいと強く感じさせられた山行であった。
(報告&写真:石村 毅)
ご案内
全員参加が出来る余裕のある行程時間を作り、奥秩父の入り口、一度は登りたい羨望の山、東京都最高峰雲取山(百名山)の新緑を味合ながら縦走します。
岳人に愛され、整備された山小屋1泊の緑陰縦走です。
夏の涸沢・奥穂高挑戦に絶好な練習登山です。
<日程>
平成26年5月25日(日)から26日(月)
通常雨天は実行します。
<山行域>
雲取山(百名山)2,017m 三峰神社口より奥多摩湖畔着 縦走、登山路安全
<宿泊>
雲取山荘 1,850M 5月25日宿泊 Tel 0494-23-3338 要予約
<集合>
25日 西武秩父駅 バスターミナル5番乗り場 8時55分
(最適電車)西武池袋線池袋始発 快速急行三峰口・長瀞行 横瀬で分離 三峰口行最後部に乗車
池袋7:05発 石神井公園7:16発 所沢7:31発 飯能発7:52発 西武秩父駅8:49着
<交通>
25日 西武秩父駅バス5番乗り場 9:10発 三峰神社着 10:25
26日 奥多摩湖畔鴨沢BS 13:53発・・・奥多摩駅着14:29
<費用 概算>
25日 西武秩父電車IC切符 669円、バス代 900円
宿泊代 7,500円、26日昼食希望 1,000円
26日 奥多摩駅 バス610円 奥多摩駅・・東京
日帰り温泉 玉翠荘、 750円 反省会
<装備>
25日昼食、雨具(セパレート型、ゴアーテックスクラス・スパッツ)、非常食(2日分)、登山地図≪昭文社NO25≫、磁石(シルバNO3)、ヘッドランプ、手袋2、2日間の着替え、防寒的衣類、下着類は綿製品は避ける、水500m2本、ファーストエイドキット(虫刺され対応も用意)、初夏気候で日光、汗対策を考慮、ザック内の防水対策、軽量化を考える。熊鈴。
25日 稲門会ゆとり行程
◎1日目 標高差約 +803m -535m 日の入り時間 18:51頃
三峰神社駐車場(1,100m)発11:00 30 妙法が岳分岐発11:30 40 炭焼き平(1,310M)発12:10 1:10 地蔵峠 霧藻ケ峰・休憩所(1,523mトイレ・売店)着13:20 昼食 13:50発 1:30 前白岩山(1776M)発15:20 30---白岩小屋(1,764M)発15:50 30 白岩山(1,921M)発16:20 45 芋の木ドッケ・大ダワ(1,720m)発17:10 30 雲取山荘(1,850m)17:40 (宿泊 26日朝食・昼食注文)
26日 稲門会ゆとり行程
◎2日目 標高差 +442m -1,488m 距離合計20.9KM
※希望者
山頂ご来光組 日の出4:31頃。小屋3:30出発 ヘッドライト必携。朝食持参も可。(晴天時のみ対応)
※通常 山荘朝食後
雲取山荘発6:00 45 山頂(2,017m)発7:15 25 小雲取山(1,937m)発7:40 30 雲取奥多摩小屋(1,750m)発8:30 1:00 七つ石山(1,757m)発9:40 20 7つ石小屋(1,590m)発10:15 1:00 堂所(1,240m)発11:20 1:30 車道出合(760m)発13:00 25 鴨沢BS(540m)13:25着 13:53分発奥多摩駅行き乗車、日帰り入浴(旅館玉翠荘)
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<山行申し込み>
連絡先 関口嗣男 リーダー 締め切り 5月15日

<メモ>
雲取山荘・雲取奥多摩小屋・霧藻ケ峰売店 0494-23-3338 F0494-23-0582
七ツ石小屋 0428-88-0934 現地080-2008-3800
奥多摩ビジターセンター 0428-83-2037
西武鉄道 04-2996-2888
西武観光バス 0494-22-1635
埼玉県警察本部地域課 048-832-0110
山梨県警察本部地域課 0255-235-2121
警視庁青梅警察署 0428-22-0110
西東京バス氷川営業所 0428-83-2126
玉翠荘0428-83-2363
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