忘年山行 鷹巣山(834m) 浅間山(802m) 湯坂路コース


第88回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年12月11日(日)~12日(月)

今年一番の冷え込みになった朝、総勢25名(男性13名、女性12名)が新宿駅に集合。
1名は、東海大学前で合流、1名は、ホテルで合流。合計27名の山行です。
小田原から、予定より早いバスに乗り、六道地蔵に到着。
雲行きがあやしくなり、ちらりと白いものが空から落ちてきます。
新人の紹介、体操、班分け、記念写真を撮り、さあスタートです。


<六道地蔵>

八百比丘尼の墓、応長地蔵、六道地蔵、多田満仲の墓、曽我兄弟の墓、二十五菩薩、石仏の点在する道を、芦之湯を経て湯坂路入口に向かいます。


<二十五菩薩>


<石仏群>

草がきれいに刈り取られた、なだらかな気持ちの良い道を歩くと、また、ちらほら、みぞれが降ってきます。


<湯坂路>

40分ほどで、鷹巣山に到着。昼食の間も、みぞれは更に強くなり、これ以上雪になって積もらないように願うばかりです。


<鷹巣山>

ここで、湯坂路に戻る5名と別れ、浅間山に向かいます。


<浅間山>

20分ほどで、浅間山に到着。周りの木々も白くなり、濡れた道をすべらないように注意して歩きます。次第に、青空が見えるようになり、一安心!!


<紅葉1>


<紅葉2>

冬景色の中を歩いていると、突然、あざやかな紅葉が目にとびこんできて、皆おもわず大歓声です。写真を撮りあい、しばらく紅葉にみとれ、思いがけないご褒美をもらった気がします。城山、湯坂城址、最後の急な坂を下り、国道にでてから20分ほどでホテルに到着。あたたかい温泉で、ほっこり足の疲れを癒します。


<ホテルパークス吉野>


<2次会>

夕食では、利根川さんのマジック、本田さんの落語と楽しいひと時をすごしました。
二次会では、先に山を下った5人の方が、準備してくれたお酒やおつまみで盛り上がりました。
二日目天気は晴れ。
小田原は、明治大正昭和に活躍した偉人の残した庭園、邸宅がたくさんあります。


<松永記念館>


<老欅荘>

松永記念館(老欅荘)は、電力王と呼ばれ、茶人でもあった松永安左ヱ門(耳庵)の晩年に過ごした居宅です。庭の大きな欅の老木が見守っているようです。
竹林の風情ある細い道を抜け古稀庵(山縣有朋の別邸)へ。


<たけの小道>

小田原名物、創業100年下田豆腐店で、しばらく買い物。おいしいがんもどきが20種類も。


<下田とうふ店>

清閑亭(黒田長成侯爵の別邸)、広々した庭、二階縁側からの松越しに見える光る海、大島、
時間があれば、まったりするのもいいものです。


<清閑亭>

小田原城のお濠をめぐり、昼食のお店へ。おいしい四川料理とお酒を堪能し、その後、三々五々帰宅の途につきました。


<虎雲小夜城>

女性の幹事の皆様、参加された皆様のご協力で、無事に山行を終えることができました。
ありがとうございました。
(報告 喜々津一枝 写真 石村、喜々津)


ご案内
2016/11/11改訂版

歴史を偲ばせる石仏、石塔群の点在する古道から、明るい草原の尾根道をたどる。
尾根道は江戸時代、旧東海道が開かれるまで日本の東西を結ぶ街道だったとされる。
国道一号線の標高の最高地点の六道地蔵から箱根湯本に緩やかに下るハイキングコースです。
一年を締めくくる山行です。大勢の方の参加をお待ちしています。

<日時>
2016年12月11日(日)~12日(月) 雨天決行

<集 合>
小田急線 新宿駅 西口地下改札口 午前6:40集合

<行 程>
一日目 小田急新宿発 07:01急行小田原駅 08:37着、小田原駅東口(3番乗り場) 09:15発~ 六道地蔵 10:15着(トイレ)10:30芦ノ湯バス停(トイレ)11:10湯坂道入口11:40鷹巣山 12:00/昼食 12:30浅間山 13:00/13:10城山 13:20湯坂城址 15:00箱根パークス吉野 15:45

(湯坂道入口から鷹巣山往復のルートも用意しています。)
二日目 ホテルロビー集合8:40 ホテル09:00発箱根湯本駅 09:39箱根板橋 09:49/10:00 松永記念館 10:15/11:15古稀庵11:20清閑亭12:10/12:30昼食13:00(昼食後解散) 昼食場所は予約済み

<歩行距離>
一日目 5時間・約9km  標高差 下り 765m
二日目 約2.5km

<地 図>
箱根 1/50.000 昭文社

<費 用>
宿泊費: ホテル箱根パークス吉野 \13,434(消費税・入湯税込) 
     練馬区補助(-3,000円)、いきいき券(-3,000円)
交通費: 小田急 ¥1.760、箱根登山バス ¥1,090、 箱根登山鉄道 ¥230
その他: 二日目の昼食代 ¥1.500

<持ち物>
ハイキングセット、雨具、防寒具、飲物、弁当、洗面道具、着替え

★集合場所、時間に変更があります。ご注意ください。
★連絡先 : 喜々津一枝 



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奥武蔵高原(顔振峠500mと明るい山村を歩く道)


第87回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告
<実施日>
2016年11月23日(祝日、水)

<天候>
曇り

<参加者>
(順不同、敬称略) 計15名(男8名、女7名)
石村、内池、小椋、喜々津夫妻、倉地夫妻、木村、倉田、寺村、利根川、山田、横山、渡部夫妻 

<集合>
西武池袋線・池袋駅7:05発 快速急行電車 最前列車両

<コース>
池袋駅7:05発吾野駅8:18着 準備体操 8:35発顔振峠(500m)9:53諏訪神社10:15越上山(566m)10:45十二曲りエビガ坂ユガテ(290m)12:50着/昼食13:30発福徳寺14:10東吾野駅14:30解散

<実歩程・歩行距離>
歩行時間・距離:約5時間・約12km

<山行報告>
11月23日(祝日、水)に15名で、奥武蔵高原にハイキングに出掛けた。
西武秩父線吾野駅-顔振峠-諏訪神社-越上山-ユガテ-東吾野駅までの約12km、役5時間のコース。





最初の見所は顔振峠。頼朝に追われた義経が、平泉に下る際に通り、その美しさに何度も振り返ったとの伝説のある峠である。



眼下に吾野の街並み、正面にピラミダルな山容の堂平山。見事である。諏訪神社を過ぎたビューポイントからは、東京スカイツリーと、その彼方に筑波山が見えた。





次の越上山(おがみやまと読む)では、チョッピリだが、岩場のスリルを味わうことができた。





越上山からは、十二曲り、エビガ坂、階段のある迂回路(工事中のため)を経て約2時間でユガテ(山上の桃源郷と称される集落)に到着。待望の昼食をとった。





心配された天気は曇りがちではあったが、まずまずのハイキング日和であった。祭日ではあったが、すれ違うハイカーは少なく、静かな山旅ができた。
晩秋なので、常緑樹の多い奥武蔵高原にも諸所に黄葉、紅葉が見られた、楽しいハイキングだった。東吾野駅で解散した。





(報告:利根川、写真:石村、喜々津)


ご案内 
11/3雨天のため延期になった山行です

<日時>
平成28年11月23日(祝,木) 雨天中止

<集合場所>
西武池袋線・池袋駅7:05発快速急行電車最前列車両
参加者は最寄りの当該快速急行停車駅で乗車ください。
石神井公園7:15、 ひばりが丘7:20、 所沢7:30、 飯能7:50、吾野8:18 (練馬駅には停車しません)

<行程>
池袋駅(7:05)吾野駅(8:18)顔振峠(9:30)諏訪神社(9:45)越上山(10:00)十二曲り(11:00)エビガ坂(11:30)ユガテ(11:45)昼食(12:30)福徳寺(13:00)東吾野駅(13:10)(13:15)飯能(13:31乗り継ぎ快速急行13:40)練馬(14:16)池袋(14:24)

<歩行時間・歩行距離> 
約4時間・約12km

<地 図>
奥武蔵・秩父 1/50、000 昭文社

<交通費>
池袋→吾野597円、東吾野→池袋556円

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、水、雨具 必ず登山靴で参加のこと

<申し込み/問い合わせ> 
11月20日までに利根川Lまで




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棒ノ嶺(棒ノ折山)(969m)


第86回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年10月15日(土)

<天候>
快晴

<参加者>
13名(男7名、女6名)
石村毅、内池久幸、小椋比佐子、喜々津一枝、木村慶子、倉地京平、清水恵美子、瀬川健治、瀬川恵、寺村佳珠子、平田慎一郎、山田興太郎、喜々津和夫(山行リーダー)

<コース>
練馬(6:36)石神井公園(6:40)飯能(7:24着)、国際興業バス(7:40)さわらびの湯バス停(8:21)岩茸石(10:50)権次入峠(11:30)棒ノ嶺(11:50~昼食~12:15)岩茸石(13:00)さわらびの湯(14:50~入浴)バス停(16:03)飯能(16:45)・・・反省会・・・解散

<山行報告>
棒ノ嶺は、東京の奥多摩町と埼玉の飯能市との境にある標高969mの山である。



飯能駅よりバスにて“さわらびの湯バス停”にて下車、トイレと準備体操している間にも次のバスからもたくさんの登山者が下りてきていました。



スタートしてから10分ぐらいで風光明媚な有間ダムに到着、ダムの向こう側が登山口です。





林の中を抜けていくと沢のそばに出ます。小さな滝の横を通って登って行きます、場所によっては川の中に足を突っ込んで登ります。岩場を歩いて上へと登って行きます。



水の中を渡り、登って行くのですが、川の中を歩くのが本当に楽しい。ここは最高に気持ちの良い沢登りコースです。
上には手すりがついた急登が用意されていました、靴が濡れているので慎重に登ります。





沢を離れて再び林の中を登り、しばらく上ると大きな岩に出合います。岩茸石です。この岩の上に裏側から登れます。さらに40分ぐらい急登すると頂上につきます。







棒ノ折嶺、棒ノ峰、棒ノ嶺ともいう。坊の尾根、坊主の尾根ともいった。山頂は非常に広く、公園か小規模なグラウンドのような広場となっている。昔は茅(茅葺き屋根の材料)の原であったそうです。人気の山なので登山者が大勢来ていました。



のんびり下山して天然温泉の「さわらびの湯」で疲れを癒します。飯能駅まで戻ってから「餃子の満州」にて反省会を行い帰路につきました。今回は快晴に恵まれ、変化に富んだ大変魅力的な山行でした。
(報告者 喜々津, 写真:喜々津、石村)


ご案内

4年前の平成24年9月22日登った奥秩父の人気の山です。

<日時>
平成28年10月15日(土) 雨天中止

<集合場所>
池袋6:30分発 準急「飯能行」列車前2両目内

<コース>
池袋(6:30)練馬(6:36)石神井公園(6:40) ひばりヶ丘(6:48)飯能(7:24着)、国際興業バス(7:40)さわらびの湯バス停(8:21)2H10’岩茸石(10:30)30’権次入峠(11:00~11:10)20’棒ノ嶺(11:30~昼食~12:00)30’岩茸石(12:30~40)1H30’さわらびの湯(14:10~入浴・反省会~15:40)バス停(16:03)(30分毎)飯能(16:48)

<実歩程> 
5時間00分

<標高差>
729m

<連絡先>
バス飯能営業所 042-973-1161  さわらびの湯 042-979-1212

<地 図> 
奥武蔵・秩父 奥多摩1/50,000昭文社

<費 用> 
練馬-飯能 432円(片道) バス 620円(片道)  入浴 800円

<持ち物> 
雨具、スパッツ、手袋、昼食、飲み物(小屋も水場もありません)、副食物、入浴用品

<申し込み> 
10月12日まで。申し込みは喜々津まで

1 さわらびの湯バス停
2 白谷沢登山口
3 白谷沢
4 岩茸石
5 権次入峠
6 棒ノ嶺(棒ノ折山)
7 滝ノ平尾根
8 さわらびの湯


「さわらびの湯」
〒357-0112
埼玉県飯能市大字下名栗685
名栗さわらびの湯共同事業体
Tel:042-979-1212




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矢倉岳(870m)


第85回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年9月22日(木、祭)

<天候>
雨、曇り

<参加者>
13名(女性6名、男性7名)
内池久幸、小椋比佐子、久保庭啓一郎、倉地利史子、喜々津和夫、喜々津一枝、木村慶子、清水恵美子、瀬川健治、山田興太郎、山田恭子、横山正雄、石村毅(山行リーダー)

<行程>
小田急線新宿駅7:14発急行小田原行新松田駅8:36 箱根登山バス地藏堂行新松田BS9:10矢倉沢BS9:40矢倉沢公民館9:50白山神社10:20茶畑10:40登山口10:10杉林11:15かなりきつい山道11:25平坦な山道11:30急坂11:35丸太の階段11:50山頂12:00 昼食 12:40発山伏平13:00小川13:50分岐14:20地蔵堂BS14:30 箱根登山バス新松田駅行15:25小田急線新松田駅16:00 小田急線新松田駅17:30発

<山行記録>
日本列島は、台風と長雨の秋雨前線に見舞われる日々で、山行計画もなかなか思い通りには行かない。
この日も台風16号が去り、秋晴れを期待したが、朝から小雨模様。
リーダーは早朝3時半にテレビで現地の天気予報を確認。午前曇り、午後小雨の予報なので決行することとした。
果たして天気は味方してくれるか心配であったが、悩んでも仕方ない。
集合場所の小田急線新宿駅ホームには参加者が早めに集合してくれ、予定より一本早い急行に乗車。
車中での会話では、この天気で本当に登るのかどうか、小田原に出て忘年山行の下見の方がいいのでは、という新手の提案まであったが、まずは新松田駅まで行って最終判断することにした。



新松田駅でバスを待つ間に、雨も弱まり歩けると判断して前に進むことにした。
既にレインウエアーにスパッツも着装し、バスに乗り込む。ほとんど貸し切りバスの状態。
休日は矢倉岳登山者でかなりの混雑がある箱根登山バスであるが、この雨でお客さんは我々だけになった。
30分ほどの乗車で矢倉沢バス停着。
まずは舗装道路を歩き、「金太郎」出生地として名をはせる里山を歩く。



登山口までは、文字が消えかかった道案内板があり、迷うことはない。
約40分で登山口に入るが、最初からかなりの急坂で息が切れる。
山頂まで約60分の見通しだが、雨次第でもっと掛るかもしれない。



急坂と緩やかな道の繰り返しである。
248mから870mの山頂まで一気に登るので、それなりに適度の小休を取る。
今回は、当会山行に初参加の久保庭さんと久しぶりの参加の横山さんがおられ、ペース配分に配慮して進む。



雨が流れる山道に足を取られないように十分気を遣いながら歩き、予定時間通り12時ピタリに矢倉岳山頂に出る。途中小雨も止んで風が心地よい。湿度が高いので、レインウエアーの中は汗びっしょり。山頂で着替えないと気持ちが悪い方も。



雨も止み心地よい風にも吹かれ、徐々に明るさを増すススキが一面に生い茂る山頂で、まずは記念写真。
そして刻々と変化する足柄山地を眺めながら、昼食タイム。目の前には金時山が姿を現し、東方には南足柄市街とその先に相模湾が一望される。出だしには想像できなかった光景に感動の声。
山頂に晴れ間をもたらしてくれた天の神に感謝である。
残念ながら期待した富士山の姿までは拝めなかったが、そこまで望むのは欲張りというもの。



早々にお弁当を終えて、下山にかかる。
地藏堂まで約80分の予定。途中の山道の状況が悪いところがかなりあり、慎重に下る。
杉林の山々で山道に根が複雑に顔を出し、歩きにくくしている。段差も大きいところが随所にあり、歩くペースに相当影響した。
昼なお暗い山林の中の道を喜々津さん、内池さん、瀬川さんが気配りして先導してくれたお蔭で、怪我人もなく歩みを進めることができた。



最後の難所が小川渡りである。筆者がこのコースで一番心配した箇所である。
日頃は水たまり程度で、渡るのに何の心配もないところであるが、このところの降雨で水嵩が増して、簡単には通過させてくれなかった。
幸い岩石が転がっており、それを入れて足場にして渡ったが、それでも難儀をさせられた。
だめな場合は別ルートに迂回せざろう得なかったが、登山靴を濡らした程度で済んで幸いであった。



最後の川渡りは今回山行で最後尾を務めてくれた山田さん。
日頃の鍛錬が物を言って、その川渡りは比較的スムースであった。



予定のバスを一本遅らせて、地蔵堂で濡れた登山着の着替えをした。
雨と汗をたっぷりと吸い込んだ登山着は、かなりの重さになっていたが、それは山歩き中のチームワークによる手助けへの感謝や山頂での思わぬ感激など、様々な思いも染み込んだ登山着の重さであった。
バスで新松田駅に出て、新規会員の久保庭さんの歓迎を兼ねた反省会を開催。
リーダーを務めた筆者には耳の痛いご意見を頂戴し、一人反省に頭をたれることしきりであった。
天気の判断はとても難しい宿題である。
(報告者:石村 毅、写真:喜々津和夫、石村 毅)


ご案内

矢倉岳は、神奈川県西部の足柄山地に位置し、その山頂は広く、特に西側は草原状に開けており、富士山はもとより箱根の山々そして相模湾まで見渡すことができる。
おにぎりを立てたような山容で、旅人を見張る「やぐら」のような形から矢倉岳と呼ばれるようになったという。初心者の入門コースとして選ばれるが、今回は「山伏平コース」を初秋の気配を感じながら歩く。

<日時>
平成28年9月22日(祭日、木)

<集合場所>
小田急線新宿駅急行電車ホーム最前部7:10集合→7:21発 急行小田原行

<行程>
小田急線新宿駅7:21発 急行小田原行新松田駅8:43 箱根登山バス地藏堂行 新松田9:10矢倉沢BS 9:40山伏平コース約4時間(昼食、休憩含む)矢倉岳山頂12:00/昼食 12:40山伏平13:00地蔵堂BS14:00 箱根登山バス 新松田行14:2515:03 小田急線 新松田駅15:20発快速急行16:43新宿駅着

<歩行時間・歩行距離>
約4時間・約6km

<交通費>
約3,000円

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、水、雨具

<申し込み>
9月15日まで。お申込みは石村まで




目次を表示する  練馬稲門会表紙


 



立山(雄山3,003m~別山2,874m)


第84回  練馬稲門会山歩き会 山行

ご報告
<実施日>
平成28年7月31日(日)~8月2日(火)

<天候>
7月31日(日)晴れ/曇り、8月1日(月)快晴夕刻雨、8月2日(火)晴れ/曇り

<参加者>
20名(女性12名、男性8名)

関口嗣男、関口總子、石川正利、石村毅、五十嵐敏子、内池久幸、 神崎修、喜々津一枝、菊田勉、菊田和子、木村慶子、桐谷富美子、 倉田敏子、倉地都史子、清水恵美子、手塚吉勝、中津川量子、二和田秀子、山田興太郎、山田恭子

<コース> 

7月31日(日)
バスタ新宿(6:15)集合・京王高速バス・白馬八方行(6:35)信濃大町駅前(11:06)路線バス(11:15)扇沢(11:45)関電トンネルトロリーバス(12:00)黒部ダム(12:16)昼食休憩黒部ケーブルカー黒部湖(13:20)立山ロープウェイ(13:40)立山トンネルトロリーバス(14:15)室堂(14:30)2,450m一の越山荘(16:35)2,692m

8月1日(月)
起床(4:00)一の越山荘(5:15)雄山(7:10)3,003m 神社参拝・朝食弁当(8:20)大汝山(9:00)3015m富士ノ折立(9:30)2,999m真砂岳(10:50)内蔵助山荘(11:10~11:45)別山(13:10~13:25)剣御前小屋(14:20~14:30)2,753m雷鳥平(16:40)みくりが池温泉(18:10)

8月2日(火)
起床(6:00)朝食(7:00~8:00)室堂(8:30)(第一日目のアルペンルートで信濃大町へ)信濃大町・京王高速バス・新宿行(15:45)バスタ新宿(20:20)

<山行記録>
第1日目
梅雨も明け、快晴の7月の最終日31日の朝、新宿バスタ4階バスターミナルに総勢20名が集合し、路線バスにて定刻6:35出発。出発早々、恒例の関口夫妻による「ぬれせんべい・甘納豆」セットの袋が配られ、バスの旅が始まった。
バスは途中、甲府を過ぎた双葉SAで休憩し、中央高速道岡谷ICから長野自動車道に入り、梓川SAにて第二回目の休憩後、安曇野ICより一般道に入り、定刻11:06に信濃大町(713m)に到着。
ここより、立山黒部アルペンルートに入り、予定より早い路線バスにて、大町温泉郷経由で、18Kmを約40分で扇沢(1,433m)に到着。
ここで、関電トロリーバスに乗り換えて、黒部ダム建設時に資材運搬用として掘削した赤沢岳の山中のトンネル6.1Kmを、途中長野県と富山県の県境を経て16分で黒部ダム駅(1,470m)に到着。
駅からひんやりしたトンネルを歩くとやがて黒部湖が見えてくる。
トンネルの出口の脇にて冷たい湧水を飲み、黒部ダム碑の前で黒部湖を背景に記念撮影をした。



ここで昼時になり、黒部ダム、黒部湖を見ながら各自昼食を取った。
昼食後、黒部湖を左手に見ながら、黒部ダムの上のダム堰堤を、右下に毎秒10トンの観光放水の水しぶきを覗きこみながら、黒部湖駅まで徒歩にて進んだ。ここから黒部ケーブルカーにて、0.8Kmの地下道、最大勾配31度の急斜面を5分で黒部平(1,828m)へ到着。
黒部平からは立山ロープウェイにて大観峰(2,316m)へ向かった。
このロープウェイは全長1.7キロを7分で結び、景観保護のために途中支柱が一本もない1本のワイヤー構造で、全く振動を感じさせない快適な毎秒5mのスピードでの運行で、後ろ眼下に黒部湖、後立山連峰の山々を見ながらの動く展望台の如くの旅であった。
大観峰からは、立山トンネルトロリーバス(バスの屋根のポールより電車線から電気を受け取り走る無軌道電車)にて立山山中を走り、中央の雄山山頂直下付近で上下のバスがすれ違う3.7Kmのトンネルを10分で進み、室堂(2,450m)に到着。
室堂駅を出ると、眼前に室堂平が広がる。
立山玉殿の湧水(日本名水百選)を楽しみ、記念撮影をし、一休み後14:30に一の越山荘を目掛けて、第1班、第2班の順に歩き始めた。



途中立山室堂山荘(18世紀建立の日本最古の山小屋で、重要文化財)に立ち寄り、雄山初め立山連峰を雲間に仰ぎながら、また、後方下にミクリガ池、ミドリガ池を、所々に残る雪渓を見ながら(下記写真)、石畳を登り、祓堂を経て、最後はきつい登りに耐えて、2時間ほどで、一の越山荘(2,692m)に16:35に到着。



山荘の前庭から雄山、北アルプスの山々の360度の景色を堪能し、記念撮影後、一部屋4名ずつの部屋に入り、荷物解きし、休憩。



限られた量ではあったがアルコールで喉を潤し、夕食(下記写真)を取り、翌日の朝食のお弁当も配布され、夕暮れの光景を眺めた(下記写真)後、早めに就寝。
夜中にふと起きて見た空には、東京では見られないほどたくさんの星が綺麗に見られ、思ったほど寒くはなく、半袖シャツでもOKであった。





第2日目
4時ごろ起床し、各自、身支度を整え、山荘の前から、下界の蒸暑さと違う清々しい天候での、日の出前の薄明かりの雲上の景色(下記写真)を楽しんだ。



準備体操を行い、いよいよ、立山連峰縦走の始まりで、雄山を目指し第1班、第2班、第3班の体制で5:15に出発。
一の越から雄山への道は険しく、大小の石が混在するガレ場で、周囲が開けた緩斜面で休みながら、一から五の越の稜線を登った。途中立ち止まり、周囲を見渡し、今年は雪が少なく小さな残雪、イワツメクサ、チシマギキョウ、チングルマなどの高山植物(下記写真)、室堂平の池、北アルプスの山々の景色を楽しみつつ、ひたすら頂上を目指した。



雲が多く、残念ながら期待していた西方の富山湾は見えなかったが、東、南の山々は素晴らしく、2時間後(7:10)にようやく雄山神社に到着。授与所にて五百円払い、頂上(3,003m)にある雄山神社峰本社に登り、なかなかイケメンの神主の祈祷、お祓いを受け、談話と、最後に清めの盃を一杯頂き、立山頂上登拝を無事済ませた。
皆で記念撮影し、しばし頂上からの360度の景色を楽しみ、授与所に戻り、朝食を取り、休憩。 



標高約3,000mでも風がなく、半袖で充分の気候であった。
ここで第3班の関口夫人、菊田勉さん、石川さんは元来た道を引き返して下山。
第1班、第2班は、引き続き次の工程へと出発。8:20に出発して直ぐに、雄山神社に佇み、遠くを見る神主の白装束に緋色の袴が風にたなびき、そのシルエットはまるで映画を見ているようであった(下記写真)。



ここからは岩場の稜線を歩き、前人の足運びを参考に、足場選択を慎重に行い、進むこと40分、立山連峰最高峰である大汝山(3,015m)に到着。
狭い岩場の頂上に登り、狭い山頂にて、「大汝山」の立札を持って、個々人、集合記念撮影。





狭い頂上からは黒部湖が一望でき、氷河も見られた。
引き続き、岩場の稜線を進み(下記写真)、富士の折立(2,999m)頂上の下を通過し、右下に内蔵介カールを見ながら、室堂平を左手眼下に、残雪の雪渓を処々に見ながら稜線を下り、大走り分岐、真砂岳(2,861m)(下記写真)を経て、途中、内蔵介山荘(下記写真)に立ち寄り、ここで昼食休憩。











昼食後に、元の稜線に戻ったが、この戻り道が登りで結構長く、消耗した。
分岐の処にリュックサックを置いてくれば良かったな。
その後、緩やかな稜線を歩き続け、最後のきつい上りの稜線を経て、別山南峰(2,874m)(下記写真)に到着し、しばしの休憩後に剣御前小屋(2,753m)へ到着。



ここは剣岳に登る別山乗越で、ここから、14:30に雷鳥沢下りを開始し、雷鳥平を目指した。ここからは下りで、雷鳥平も眼下に見えており、甘く見ていたが、大小の岩のがれ場が続き、途中、狭い道もあり、ハイ松の茂り、トウヤクリンドウ、タテヤマリンドウなどの高山植物を楽しむも、結構、消耗しながら、後半は黙々と下った。









そろそろ疲れの表情が皆に出てきて、下山開始後2時間を経て、称名川の木橋を渡って、ようやく雷鳥平キャンプ場に到着しほっとした。
ここで、トイレ、飲水休憩。17時も過ぎており、キャンプ場では多数のテントが既に張られ、夕食準備が行われており、夕食を始めたグループもあった。
南前方の山の上に建つ雷鳥荘が比較的近くに見え、「その後ろが今夜の宿」との声を励みに、ここからは第1,2班を一時解散し、雷鳥荘に向けて階段を、急ぎ息を切らせながら登り始めた処、途中で夕立に会い、それでも雷鳥荘を目指し、進み、やっとのことで着いた。
もう土砂降りで、為すすべなし。
陽も暮れてきており、ここまで来れば、もう、宿に着いたのも同然と思いきや、また、厳しい登り階段が20分位続き、漸く6時過ぎにみくりが池温泉に到着した。玄関で先発隊の関口夫人、菊田勉さん、石川さんの迎えを受けてようやくほっとした。もう、皆、ずぶ濡れ。
でも、宿は日本秘湯の会の素晴らしい温泉であり、これに救われた。
ずぶ濡れの靴、衣服等を乾燥室に収めてから、隣接する地獄谷よりの源泉を楽しむことで、疲れが大変に癒された。
部屋は一室に左右2段ベット2連の計8名の部屋と畳部屋で、各ベッドには手元灯りもあり、消灯後も真っ暗にならず、トイレに行くには便利。温泉入浴後の7時より皆でビール、冷酒を適当に楽しみつつ、夕食を取り、夕食後も9時までは食堂にて、飲酒、歓談を行った。
これで、今回の登山のメインイベントも無事終わり、安堵の時を楽しみつつ、就寝です。
でも、部屋が暑く、途中で起きてしまった。

第3日目
昨晩の雨も夜半過ぎに上がり、清々しい朝であった。
朝食前のたっぷりの時間で、朝の温泉、朝の散歩を楽しみ、7時よりの朝食。




そうそう、立山と言えば、立山のシンボル雷鳥です。
見たいみたいと思っていたが、なかなか、会えずにいた。しかし、昨日の夕立の中で宿に向かう途中に雷鳥を見た人もいたし、今朝は宿の側の階段付近で雷鳥(夏場は褐色の羽毛)が人目も気にせずに歩く姿が見られた。



宿の南西側下方には地獄谷があり、灰白色の山肌、処々で吹き上げる水蒸気、噴気活動が活発なために通行禁止で、宿から見学。
朝食後にミクリガ池を背景に記念撮影し、ミクリガ池の側を通って、室堂駅に向かった。



ミクリガ池では、静かな池の湖面に映る感動的な逆さ立山連峰(雄山の神社も)を見ることができた。

     
室堂駅からは、第1日目とは逆方向に下り、黒部湖駅から黒部ダムに歩き、休憩。この休憩時間に放水を観覧にダム、更にその上のダム展望台、下方の新展望広場や殉職者慰霊碑へ行く人もいた。









そろそろ疲れの表情が皆に出てきて、下山開始後2時間を経てダムからひんやりするトンネルを歩き、黒部ダム駅到着。
扇沢を経て、13時前に信濃大町に到着。これまでとは違い、大変に暑く感じた。
予定よりかなり早い到着だったので、帰りのバスを早めに予約し直し(結局、17名分は15:57発の早い便が取れたが、残りの3名分は取れず、関口ご夫妻と手塚さんは自発的に辞退された。ありがとうございました)、駅そばの蕎麦屋の名店「こばやし」にて昼食。
その後は雨も降ってきて、バスの待合室にて、近所で買い物などをしながら過ごし、15:47にバスに乗り込み、帰京の途に着いた。
途中2回休憩し、20:20に新宿バスタに帰着。今回はこのまま解散。御苦労さまでした。

あとがき
今回は、総勢20名という大部隊であったが、怪我人、病人も出ず、全員無事に下山、帰京することができた。
これはひとえに関口リーダーの長年の経験に基づく、綿密な計画の賜物であるが、これに加え、今回の山行の一週間前に雨の中、関口さんと喜々津さんが今回のルートの下見をして頂いたお陰です。感謝申し上げます。
また、今回は登山工程の管理上、2班に分けて行動しました。
1班のリーダーは内池さんで、全行程で先導役を務めて頂きました。
2班は神崎がリーダーを仰せつかりましたが、この理由は、勝手に早く行ったり、横道にそれたりせずに、ひたすら先導役に付いて行くようにという裏の理由があった。今回はこの試みがまんまと成功した。
                            
(報告者:神崎 修、内池 久幸 写真:石村、中津川、内池)




ご案内

夏山登山の最盛期。雄山でのご来光、本格的な稜線・岩稜ウォーク、高山植物の観賞、立山自然保護センター講師と行くみくりが池周辺の散策と、夏山の醍醐味を味わう山行です。
参加者には事前の打ち合わせを行い、行程・装備・注意事項等の詳細について確認と徹底を行います。

<日時>
平成28年7月31日(日)~8月2日(火)

<集合場所>
新宿BT 午前7時 厳守

<行程>
7月31日(日)
新宿西口BT(7:30)信濃大町駅前 扇沢黒部ダム 黒部平大観峰 室堂 祓堂経由 一の越山荘(18:15予定) 宿泊

一日目  歩行時間:約2時間/歩行距離:約2.4km

8月1日(月)

一の越山荘(4:00起床/4:30出発) ご来光/雄山(6:00)大汝山富士ノ折立大走り分岐地点 真砂岳 内蔵助分岐地点別山・南峰/北峰 別山分岐地点 別山乗越・剣御前小屋 雷鳥平 みくりが池温泉(15:30予定) 宿泊

二日目  歩行時間:約9時間30分/歩行距離:約7.8km

8月2日(火)

みくりが池温泉(6:00/朝食)~みくりが池周辺の散策~ 室堂(11:45) 大観峰 黒部平 黒部ダム 扇沢 信濃大町駅前 新宿西口(20:43)

<費 用>
交通費20,250円 宿泊費18,600円 合計38,850円

<持ち物>
夏山登山装備(事前打ち合わせにて指示及び確認)

<申込担当>
関口会長宛

<締 切>
6月25日(高速バス及び宿泊所予約のため)

<雨天決行>
雨天時も予約等の関係で決行

<宿泊場所>
7月31日(日)  一の越山荘    090-1632-4629
8月1日(月)   みくりが池温泉  076-463-1441






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小楢山(1,713m)から乙女高原へ


第83回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年7月16日(土)

<天候>
曇り

<参加者>
24名(女性13名、男性11名)
小松茂、桐谷明雄、桐谷富美子、関口嗣男、関口総子、山田興太郎、山田恭子、喜々津和夫、喜々津一枝、内池久幸、瀬川健治、神崎修、平田慎一郎、木村慶子、寺村佳珠子、五十嵐敏子、小椋比佐子、倉田敏子、手塚吉勝、清水恵美子、関美紀子、勝田多香子、鈴木美紀子、石村毅

<コース>
練馬文化センター発(6:35)中央道勝沼ICクリスタルライン焼山峠(10:50)小楢山頂(12:30~13:00)焼山峠(14:15)乙女高原グリーンロッジ(15:00) 乙女高原一周(16:00) 焼山峠(16:30~16:45)勝沼ブドウの丘(18:00~20:00)中央道勝沼IC(20:30)練馬文化センター(21:50)

<山行記録>
まだ梅雨明けとならない関東では、時々雷を伴った豪雨もあり、山行当日も天候が心配されたが、雲の合間から光も射す朝となり、24名の参加者は早めの集合を心掛けてくれた。
予定より早く練馬文化センターを出発。
長時間の運転となるため、チャーターバスの運転手さんは2名で心強い。
出発早々に本日は残念ながら参加できなかった中畑正子さんよりお手製のカリントウの差し入れが配られた。いつもながら感謝に堪えない。
中央道に入り、大渋滞に巻き込まれる。やはり3連休で人出が多いのか。
1時間30分以上遅れて勝沼インターを出て、クリスタルラインに入る。
山梨県の北西部を東は山梨市牧丘町窪平から、西は北斗市高根町清里まで、標高1,000m以上の森林地帯を抜ける北部山岳ルートで総延長68.1kmである。
北部山岳地帯は昔から水晶の産地として有名で、クリスタルラインの由来となっている。

本日の基点となる焼山峠(1,527m)に予定より約1時間40分遅れで到着。
トイレ、準備体操を済ませ、登山口に鎮座する「子授け地蔵」に挨拶し、足早に小楢山(1,713m)を目指す。
ミズナラなど楢の木が多いことから、この名前がついた山梨百名山の一つである。



山頂まで緩やかなアップダウンが繰り返す。
山道にはもやがかかり、豊かな森林から降り注ぐフィトンチッドを一身に浴びて歩く。



野鳥のさえずりを聞きながら、山野草を見つけては花の名前を告げる。遅れを取り戻すために、途中休憩を短くして進む。



12:30山頂着。残念ながら見るべき風景は雲の中であるが、到達した爽快感は同じ。



早速昼食タイム。差し入れの漬物があちらこちらから届く。新緑の風と仲間の笑顔は最高のご馳走である。



13:00山頂を後にして下山開始。かなりの速足だが奇岩やその上に生すコケ類を吟味する余裕も。



14:15焼山峠に無事帰着。ほとんど予定した時間にまで戻した。ここから乙女高原まで登り一方の道約2kmを40分かけて歩く。舗装された道だがバスは入れない。
15:00この乙女高原(1700m)は乙女高原ファンクラブと県/市が協働して保全されている。あらかじめファンクラブの責任者植原さんと連絡を取り、本日の案内をお願いしてある。



ファンクラブの植原さん、古屋さん、芳賀さんの3人が本日の案内役を務めてくれた。
約1時間かけて乙女高原を周ってくれた。
この高原は元々スキー場として使われてきたが、2000年に廃止となり、それに伴い草刈りなどの保全活動継続の是非が議論され、その受け皿が問題になったという。
県により「乙女高原の森の保全及び活用計画」が策定され、2001年4月に「乙女高原ファンクラブ」が立ち上げられ、今日まで何とか高原の自然環境が保全されてきているとの説明。
会員数は現在678人、皆さん総出で11月23日に下草刈りを行うという。皆さんのご努力には本当に頭が下がる。



草刈りを継続されている結果、草原地帯が保存され、四季折々に様々な草花が咲き、特に6月のレンゲツツジは見事に赤一色で高原を埋め尽くすという。
今は、キンバイソウの黄色、ヤマオダマキの白色、ノアザミの紫、シモツケのピンク、カラマツソウの白色やヨシバヒヨドリのピンクなどで高原が色付けされている。



7月下旬から、この高原では一斉に夏草が開花するようで、いただいた「乙女高原のお花たち」のガイドパンフを見ると、これからが花の最盛期を迎えるようだ。
高原内に整備された「森のコース」~「草原のコース」~「ツツジのコース」を3人の案内でゆっくりと歩く。
森のコースの頂上(1,725m)が「富士見百景」の名所で、本来なら富士山をバックに記念写真といきたい所だが、富士山は雲の中、それでも気持ちの良い空気とファンクラブ3人の熱心な説明や可憐な山野草に接して、笑顔が絶えない。



1時間という短い時間であったが、植原さん、古屋さん、芳賀さんのご説明で初夏の乙女高原をゆったりと歩くことができた。
短い夏を精一杯生き抜く草花たちの姿に接し、これもファンクラブの皆さんの継続的なボランティア活動があってこそ成立することを理解できた。
訪れた当会メンバーからは、”自然の仕組みがよく分かり、ちょっと利口になった”とのつぶやきが出た。



16:30には焼山峠に戻り、長時間待ってもらったバスに乗って甲州市勝沼ぶどうの丘へ向かった。
名湯「天空の湯」にロングウオークで疲れた身をゆだねた。
高台にある温泉の露天風呂から眺めるパノラマ風景は、なかなかの圧巻であった。
山からは見れなかった風景が露天風呂から眺められるとは、思いもよらなかった。
甲府盆地からアルプスの山々の暮れなずむ雄大な姿、西方には夕焼けが広がり、大自然の懐の深さを改めて教えてくれた収穫の多い一日であった。
(報告者:石村毅、写真:喜々津和夫、石村毅)



ご案内

練馬からバスをチャーターして山梨市の乙女高原を目指します。その入口,焼山峠(1,527m)でバスを下車。
冷気漂う新緑の山道を、咲き始めた山野草と鳥のさえずりを楽しみながら、小楢山(山梨百名山)の山頂へ。
山頂からは甲府盆地が一望でき、御坂山塊越しに富士山の勇姿が望めます。
乙女高原は、標高1,700mに広がる草原で「天然のお花畑」になっており、平成13年に発足した乙女高原ファンクラブが中心に保全活動が行われています。
当日はこのクラブの方々がガイドを務めて頂けることになっています。初夏の乙女高原の自然を満喫しましょう。

<日時>
平成28年7月16日(土)

バスチャーターのため雨天でも決行です。

<集合>
練馬文化センター東側 6時30分(6時40分出発)

<行程>
練馬文化センター発(6:40)中央道勝沼IC下りる塩山クリスタルライン焼山峠(10:00)小楢山(12:00 昼食)焼山峠(14:00)乙女高原グリーンロッジ(15:00) 乙女高原一周(16:00) 焼山峠(17:00)練馬文化センター着(20:30)

帰路ご希望により勝沼ぶどうの丘に立ち寄り、温泉入浴、郷土料理「ほうとう」も食べられ、ぶどう、桃、ワイン(日本最大級)もあります。

<歩行時間>
焼山峠(1,527m)小楢山(1,712m) 焼山峠乙女高原一周焼山峠 約7時間半(含小休止)です。

<地図>
別紙地図参照ください。

<交通費>

参加人数次第ですが、定員25名の場合4,000円/人(含む高速代)

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、水、雨具

<申込み>
平成28年7月6日(水)まで、但し満席になり次第締め切ります。

お申込みはお早めに。   担当:石村 宛







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お中道めぐり
(2,300m)


第82回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年6月18日(土)

<天候>
快晴

<参加者>
31名(女性17名、男性14名)
関口夫妻、喜々津夫妻、桐谷夫妻、山田夫妻、増田、神崎、平田、小松 袈、小松 茂、仲山、横山、石川、小島、木村、倉地、寺村、倉田、小椋、斎藤、横山 佳、山元、清水、今野、勝田、手塚、二和田、五十嵐

<コース>
練馬文化センター(6:45)富士山五合目吉田口(10:30)お中道御庭(11:25)奥庭(12:15)昼食(12:55)パーキング(13:30)ショッピングモール(14:10)石川パーキング(16:00)練馬文化センター(17:00)

<山行記録>
東京の今日の気温は真夏日と予報が出ているとおり、快晴の早朝に富士山五合目お中道めぐりに、31名が出発した。
富士山に最高のこの天候は、山歩き会きっての晴れ女、晴れ男の参加にあった。
平成24年9月には富士山頂に、その10月にはお中道めぐり、平成25年9月は馬返し、一合目から五合目の樹林帯歩きと数回訪れているが、中でもお中道を歩きながら眺める山頂までの雄大さと、風雪に耐えてきた木々の雄姿が素晴らしいものだ。前回行き残したお庭の先をチャレンジする。

大型バスでゆっくりしながら富士スバルラインに入ると、ロードバイクの若者が腰を振りながら、長い長い上り坂をこいでゆく。
五合目に到着するとすでに大勢の国際色豊かなツァー団体客がいる。
横目に見ながらストレッチをして、賑やかな吉田口を後に歩き始める。
              



10人ずつの3班に分けて常に点呼を取りながら3.5キロのお庭を目指す。シャクナゲ街道と呼ばれているが、まだ早いのでハクサンシャクナゲは咲いていない。等高線に沿って歩く雲上のトレッキングだ。



休憩をしながら、今回初参加の7名を紹介して歓迎する。



お庭を過ぎて分岐の石畳の道をどんどん下り奥庭に向かう。前回中央道の渋滞にあい到着が遅れ、時間の制約で行けなかった奥庭だ。



奥庭荘、天狗岩を通過して奥庭展望ですぐに昼食にしたいところだが、1~2分で刻々と雲が流れる山頂を背に写真。



奥庭を後にして下りながらコケモモのジュースやジャムを買い求める人を待って御庭パーキングに向かう。
突然急な登りになり、食後の身には思いのほかきつくて、それぞれのペースで最後の頑張りで汗を流した。







31名の行動ながら予定通りにバスに乗り込んだ。
スバルラインの下りでは車窓からまたロードバイクの若者が登っていく。
女性が多く、頼もしい姿が美しく見える。

帰りの高速道に入る前に、鳴沢方面のショッピングモールに立ち寄り飲み物や食品を調達して、今回の山行の別の目的の交流会が始まった。
大型バスでゆっくりしながら、関口会長用意の年齢に相応した唱歌、山の歌、やはり早稲田の応援歌を交代交代に、唄い合った。
休憩をとりながらも予定通りに練馬文化センターに到着した。
さすが山の会の行動は常に迅速で正確だった。

早々練馬に着いたので各々、家路に着く人、後の予定で出かける人、別の交流会に出かける面々、おそばを食べながら名残惜しくおしゃべりを愉しむ人々と体力も余裕で終了した。
歩きも時間もバスもゆったりだったので和やかなハイキングになった。
(報告:五十嵐 写真:喜々津、山元)


ご案内

お中道は富士山の五合目辺りをぐるっと一周する道で、昔は富士山に3回以上登山をした者だけが歩くことを許される道、と言われたそうです。
富士スバルラインを利用して行ける富士山腹の手軽なコースです。

5合目を起点にシャクナゲ街道とも呼ばれ、落ち着いた雰囲気の石畳道で一味違ったハイキングコースを楽しめます。
またお庭も奥庭も寄生火山で、独特の火山地形と植物相が展開します。
ここから山頂までの山肌を仰ぎ見ると、雄大な眺望と長い歳月を風雪に耐えてきた木立の雄姿が心を打ちます。 5合目の横移動で高度さは殆どなしです。

<日時>
平成28年6月18日(土曜日) 午前6時30分 雨天決行

<集合>
練馬文化センター横 

<行程>
文化センター(6:45)富士山5合目(9:45)お中道御庭(10:55)奥庭(12:00)昼食・奥庭荘・周遊道奥庭パーキング(13:30) 高速道練馬文化センター(17:00)

<交通費>
6,500円 大型バス 懇親会代

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、雨具

<申込み>
6月16日(木) 締め切り 五十嵐宛 電話090-7193-03**
又は メール binchan-mama27j@nifty.com





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大高取山
(376m)


第81回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
平成28年5月14日(土)

<天候>
晴れ時々薄曇り

<参加者>
22名(女性9名、男性13名)

<山行記録>
山歩き会としては久方振りの晴れ予報。近場の低山とあって、22名の参加を得て東上線和光市駅に集合した。予報通りのお天気で、多少雲は有るものの晴れ渡る空。坂戸駅にて乗り換え、登山口である越生駅に向かった。

先ずは越生駅前に建つ報恩寺に立ち寄り、山行安全の祈願を行い、お寺の境内にて会長挨拶、初参加者・新入会員の紹介、準備体操を行い、山頂を目指して歩を進めた。

車道を登り行くと世界無名戦士之墓に到着。全員が黙とうを捧げる。ここで車道とも別れ、歩行には優しい登山道に入り、木々の間越しに見える関東平野を望みながら杉・檜林を緩やかに登っていく。
暫く行くと最初の急な坂が待っていたが、息を整えひと登りすると尾根に飛び出し、眺望が開けた西山高取に到着した。ここで一休息。


最初の急な坂を登る


心地よい杉・檜林を進む

さらに杉・檜林の道を進むと山頂/展望台の分岐標識が立っていた。ここはガイドブックどおりに展望台を経由しての道を選択。
山腹を巻くように進むと、本コースで最も展望の良い幕岩展望台に着いた。
関東平野を一望。スカイツリー、新宿副都心、さいたま副都心等々がおぼろげ乍ら見通せた如くの歓声で盛り上がる。
腹の虫も鳴き始めた時間で、眺望を後に山頂を目指してつづら折りの登りを進んだ。


展望台より関東平野を一望

山頂に到着。予想タイムを30分近くも短縮した足取りに、意気も食欲も最高潮。
山頂には20名近い先客が団を取っていた。
食事の後は記念写真でハイポーズ。頭の中は温泉に生ビールが芽生え、早々と切り上げて下山を始めた。


大高取山山頂にて記念撮影

幾つものアップダウンを進み、やがて桂木観音に到着。
朱塗りの観音堂は柱の彫刻も見事で、見ごたえのあるものであった。
周りはツツジの木々で覆われていたが、残念ながら花の時期は過ぎてしまっていた。そして登山道の終点でもあった。

ここからは尾根伝いに緩やかな下り道を進む。途中、パラグライダーの練習場に立ち寄ったが、風が強く飛行不可とのことでセーリングを見ることはできなかった。
そうこうするうちに「ゆうパークおごせ」に到着。これから先は何時もの様に温泉と反省会で締め括り。
無料シャトルバスで越生駅まで送っていただき、越生駅にて解散。夫々のルートで帰宅の途に就いた。
皆さん、ご苦労様でした。
(報告/写真:塩出重弘)


ご案内
大高取山は越生の中心にあり、越生駅からほぼ全景が眺められます。
登山口から東西稜線の緩斜を面登っていくと、大岩塊が現れ地層が逆転している三等三角点の山頂にたどり着きます。下山は南北稜線を行き、古いカヤの一刀彫を納めている桂木観音、狛犬ならぬ丑寅が待つ虚空蔵尊に着けば、ここで登山が終わります。
越生駅へは平坦な道を行き、途中の「ゆうパークおごせ」にお立ち寄り。温泉に浸り、ゆっくりと汗を流して寛ぎましょう。

<日時>
平成28年5月14日(土)

<集合>
東武東上線和光市駅 下り線ホーム最前部 8時30分

<行程>
和光市駅(8:43) *1 坂戸駅(9:09/9:20) 越生駅(9:38)/準備体操 越生駅(9:50)40無名戦士之墓(10:30/10:40)30西山高取(11:10)50幕岩展望台(12:00/12:10)20 大高取山(12:30/13:00)40桂木観音(13:40)- - 20 - - 虚空蔵尊分岐(14:00)- - 30 - - ゆうパークおごせ(14:30/16:10)10越生駅(16:20/16:32) 和光市駅(17:23)

歩行時間・距離 : 3時間50分/8.7km 
*1 : 副都心線からの快速急行(森林公園行)/小竹向原駅発(8:29)

<交通費・宿泊費等>
交通費 : 約1,040円、 ゆうパークおごせ : 1,200円 (割引券)

<持ち物>
ハイキングセット、弁当、飲み物、雨具

<申込み担当>
塩出 : 返信メール又は携帯まで

<締切>
5月7日(土)

<雨天順延>
週間天気予報により5月12日(木)中に連絡





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2015年度山歩き会 総会


~山談義に盛り上がる2015年度山歩き会総会並びに懇親の夕べ~

ご報告


去る4月16日(土)午後5時よりホテルカデンツァ光が丘にて、2015年度練馬稲門会山歩き会総会並びに懇親の夕べが、29名の会員参加の下で盛大に開催されました。その概要をご報告いたします。

総会の冒頭で関口山歩き会会長より、2015年度の活動総括を含め、以下のような開会の挨拶がありました。
『まずは、熊本の大震災で被災された方々に心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。昨年度は、自然に親しむ、会員の健康増進そして親睦を深めるという当会の目的を念頭に、1年を通じて安全第一で、チーム山歩きを徹底できたと思います。これは、皆さんの安全に対する意識の高さだと思います。
残念ながら好天に恵まれず、山行の見送りが多かったのですが、「無理をしない」という方針での判断とご理解頂きたいと思います。我々は、難しい山ばかり目指すのではなく、低山でもそれぞれに独特の魅力があり、そこを探求していくのが当会の活動だと考えております。各リーダーを務めて頂いた方々、事務局の皆さん大変ご苦労様でした。』



続いて、当会発足時からの会員で、練馬稲門会会長代行の関博之様より、祝辞を頂きました。
『山歩き会発足時より楽しく参加させてもらっています。良い雰囲気で活動されており、嬉しく思います。山歩きだけでなく、地域との交わりも考えて活動されており、先日の練馬こぶしマラソンのボランティアには、昨年の山歩き会からの参加に引き続き、今年は練馬稲門会全体で参加することとし、当会からも多数のボランティア参加を頂き、感謝に耐えません。5月7日にはバーベキュー大会を歴史ウォーキング部会と山歩き会が運営担当となり実施することになっているなど、色々努力してもらっています。練馬稲門会は会員数も増え、新体制で臨むことにしました。喜々津幹事長、平田事務局リーダーという新しい役員体制が引っ張ってくれますので、皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いします。』



引き続き、議題に沿って木村会計グループリーダーより、2015年度決算が決算報告書を基に報告されました。この決算の監査については、新たに就任された桐谷監事より適正である旨の報告がなされ、いずれも出席の皆様から拍手でご承認頂きました。



新年度の役人体制につきましては、会則で役員任期を2年と定めていることから、前年度と同様の役員を紹介し拍手で確認頂きました。なお、監事につきましては、2013年8月より増田富一さんにお勤め頂きましたが、今般ご退任のお申し出があったことから、役員会でこれを了承し後任に桐谷 明雄さんにお願いすることとし、ご本人のご了解も頂きました。



2016年度の活動方針と山行計画については、関口会長より「安全を最優先」に「無理のない山行計画」と「無理をしない山行実施」を1年通じて徹底していく。それには、各人の主体的な健康管理と自己訓練をしっかりと行って欲しいと結びました。山行計画については、塩出企画グループリーダーより予定されている山行を中心に説明がありました。かなり先まで計画が出ていますので、練馬稲門会のホームページに当会の計画が掲載されており、それぞれの山行リーダーに申し込んで頂きたいと要請しました。



新会員のご紹介では、塩出企画グループリーダーより3名の新会員が紹介され、清水恵美子さん、関美紀子さん、平田慎一郎さんの順でご挨拶がありました。







総会の最後に利根川副会長より『どのサークルも会の活性化が大きな課題。
当会も例会などの場や山歩き自体にどんどん参加頂きたい。それが活性化に結び付きま。』との閉会の辞で締めくくりました。



懇親の夕べに移り、桐谷富美子副会長より『当会では山行の後に反省会という懇親の場があり、当日の良かったこと、反省すべきことなど、意見交換が活発になされています。山行と合わせてこの場も楽しんで頂きたい』との趣旨の開会の言葉がありました。



続いて、今年度より練馬稲門会幹事長に就任した喜々津和夫様より、雨でも山に登りたいくらいの山好きというご自身の紹介も含め、これからの練馬稲門会主催のイベントとして、5月7日のバーベキュー大会、7月9日の練馬稲門会総会などの説明があり、諸兄姉のご参加を要請されました。



続いて山歩き会初代会長の小松袈伴さんの音頭で乾杯に移り、小松さんからは、より質の高い山歩きを目指して活動を続けて欲しい旨コメントされました。



懇談の時間では、豊富になったバイキング料理に舌鼓を打ち、ドリンクを持ちながらの山談義などが続きました。途中で、小松茂さん、山田恭子さん、松本誠さん、神崎修さん、内池久幸さんよりご自身の山歩きへの思いを語って頂きました。











最後に当会の裏方をしっかりと務めて頂いている五十嵐敏子総務グループサブリーダーが立たれ、ご自身の山歩き会や日頃の体力管理など、幅広く語って頂き、約1時間30分に渡る懇親の夕べを締めくくりました。



総会及び懇親の夕べ並びに毎月の例会を通じて、会員の皆様より頂いているご意見を会の運営に反映し、「自然に親しむと共に、会員の健康の増進と会員相互の親睦を図る」という会の目的を会員一同で達成していきたいと思います。



ご都合が合わずこの総会にご参加いただけなかった会員の方々を含め、新年度もご一緒に、より楽しい山歩きにしていきましょう。
新年度もよろしくお願い致します。
(報告者 石村 毅)



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岩殿山
(634m)


第80回  練馬稲門会山歩き会 山行

ご報告


<実施日>
平成28年4月21日(木曜日)

<天候>
晴れ時々曇り後小雨

<参加者>
石村 毅、内池久幸、塩出重弘、小松袈伴、山田恭子、喜々津一枝、小椋比佐子、木村慶子  計8名

<コース>
JR高尾駅(8:15)集合JR大月駅(9:15)丸山公園ふれあいの館(9:40)/準備体操(10:10)岩殿山(10:35築坂峠(11:20)天神山(12:00)稚児落とし(12:40)~昼食~(13:10)発浅利川(13:55)大月駅(14:25)着

<山行記録>
当初予定の14日が雨のため延期となり、代替日のお天気を期待していましたが、相変わらず直前まで曇りと傘のマークが消えず催行の可否を迷いましたが、お天気の崩れが少し遅くなるとの予報に代わり、急遽前日の夕方に決行をきめて8名の仲間が高尾駅に集合。
大月駅に向かう車内からは青空が!! 大月駅から登山口へ向かい、丸山公園に登る途中では雲一つない(?)富士山が!!



公園で準備体操を終え、いざ出発。岩殿山まで整備された階段続きの石段を登ると揚城戸跡がある。両側に巨大な岩を利用した城門が築かれていた。



その先は岩殿山山頂の展望台に続き、大きく広がる富士山を背景に大月市街地が見えた。



山腹につけられた急坂を下りきったところが築坂峠で、鉄塔下のゆるやかな道を登ると二か所の鎖場や、兜岩の北側を回り込むトラバースもある。



稜線を進むと天神山に着き、さらに尾根伝いに歩くと前方にV字形にえぐられた岩壁、稚児落しがある。織田軍に敗れて敗走の途中、追手を避けるために乳飲み子を落とし、その母も後を追ったと伝えられている。のぞき込むのも怖い程の断崖である。



この岩上で昼食を取っていたが雲行きが怪しくなってきたため早々に下山することにした。舗装された道に下り、浅利川の橋を渡り始めたころポツリポツリと雨がきたので、急ぎ大月駅に向かう。山桜のピンク、新緑と深緑のグラデ―ションの山々が我々を見送ってくれた。
今回の山行は富士山が雨を阻止して我々に寄り添ってくれ、その懐に居る様な安堵感のある山行でした。

(報告 木村、写真 石村、塩出)、



ご案内  4/15変更

岩殿山は標高634m。山頂までは大月駅から徒歩で約1時間。山頂からは富士山が望め、桜の名所でもあります。
武田氏の重臣、小山田氏の山城でもありました。難攻不落の要塞城と呼ばれた理由を実感でき、山梨百名山、秀麗富獄12景にも選定されております。
又、あのスカイツリーと同じ634mです。その高さを体験してみてはいかがでしょうか?
標高ですので少し高さはちがいますのでご容赦ねがいます。

<日 時>
平成28年4月14日(木)
平成28年4月21日(土) (雨天のため順延となりました)

<集 合>
JR高尾駅ホームの中程 8時15分集合 (8時20分発各駅甲府行乗る)
  ※中野駅(7:20)~吉祥寺駅(7:31)~高尾駅(8:13)

<行 程>
JR高尾駅(8:20) 大月駅(8:56)20登山口(9:20)15丸山公園ふれあいの館(9:35)/準備体操(10:00)30岩殿山(10:30)/(10:50)20築坂峠(11:10)40天神山(11:50/昼食/12:25)25稚児落とし(12:50/13:00)45浅利川(13:45)45大月駅(14:30)/(15:19) 中野駅(16:47)

歩行時間:4時間

<交通費>
JR新宿駅/中野駅~JR大月駅 (片道1,320円)

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、水、雨具

<申し込み・問い合わせ>
木村宛 平成28年4月9日(土)まで 至急




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竜ヶ岳
(1,485m)


第79回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
2016年3月19日(土)

<天候>
雨天のち雲りのち晴れ

<参加者>
関口嗣男、小松袈伴、小松茂、喜々津和夫、内池久幸、清水恵美子、関美紀子、石村毅 計8名

<コース>
7:00新宿西口バスターミナル集合 7:10河口湖駅行き高速バス8:50富士急ハイランドタクシー分乗9:30本栖湖キャンプ場管理事務所10:00竜ヶ岳登山口11:30石仏(小休止)12:10本栖湖方面分岐12:20竜ヶ岳山頂着/12:35下山13:15石仏(小休止)/13:20下山14:10管理事務所着15:30路線バス停発15:50河口湖駅着/16:10発高速バス18:40新宿着

<山行記録>
本日の竜ヶ岳には、本栖湖に棲んでいた竜が村人に富士山の噴火を告げ山に登った、との伝説があるように、富士とこの竜の存在は切り離せない存在である。この日も、天候がめまぐるしく変化し、それは、富士の守護神の竜がゆっくりと姿を変え、まるで大自然の舞台で踊るような時の経過であった。
竜ヶ岳の山頂で、どんなドラゴンが息遣い荒く迎えてくれるのか、天候に気をもむ8名の岳人は、新宿発7:10高速バスに乗り込んだ。
車中でバスのフロントガラスに水滴が当たるようになり、8:50富士急ハイランドで下車時には本格的な雨となった。
完全雨装備でタクシーに分乗し、登山口まで約30分。本栖湖キャンプ場管理事務所前で山行打ち合わせの結果、雨がひどいのでリックを事務所に預け、”空身”で約3km登った石仏(1,220m)まで行き、そこから引き返すことにした。
10:00登山口に入る。登りながら大雨に打たれ、カッパの上から大粒の竜の涙が全身を叩く。



登山道は水路と化し、”これでも登るのか!”と竜の声。それにもめげず、黙々と
登り続ける8名。かなり滑りやすいが、西方を見上げるとかすかに青空、その下の本栖湖には神秘のベールが架かる。



慎重に”30分歩き”を徹底し、途中で雨も小雨に変わる。
11:30石仏着。東屋風の展望台があり、ここからの下界の眺めはパノラマである。
竜も雨粒を吐き出すのをやめ、富士の姿が少しずつ垣間見える。
予定ではここから引き返すことにしていたが、天候の回復もあり、ここで、竜ヶ岳山頂を目指す『アタック隊』(6名)と『安全下山隊』(2名)に分かれて行動することとした。



ガイドブックでは、ここから山頂まで約60分とあるが、アタック隊は訓練を兼ねて休みを取らずに山頂を目指すこととし、途中の本栖湖登山口への分岐まで約30分、
そこから山頂まで約10分計約40分の猛アタックで山頂に立った。
アイゼンの訓練のために使いたかったが、暖冬のためか残雪も少なくアイゼンは不要。



山頂は広く、展望も申し分ない。竜も静かに迎えてくれ、”悪天候にめげず会いに来てくれたお情けをやろう”と富士山を覆う雲に一息、すると雲が動き出し、黒々とした山肌が浮き出てきた。



12:35竜に下山の挨拶をして下り始める。お弁当は下の管理事務所のリックの中なので、皆空腹を覚える。
背後から竜の息遣いを感じながら、富士山が創り出した大自然の営みを楽しむ。
山頂にまで登った者のみが、この竜のお情けを頂いて富士の勇姿と絶景を見ることができる。



13:15石仏着。本日初めて後続の登山グループ会い写真を撮ってもらう。
若者グループは山頂を目指してから縦走するという。
下山開始に当たり、関口リーダーより再度の注意。“慎重に小刻みに足を運びなさい”の声。



13:20石仏発。滑りやすい下山道を一気に下る。ぬかるんだ山道に足を取られながら、14:10登山口の本栖湖キャンプ場に無事到着。先に下りた安全下山隊と合流。
早速管理事務所テラスのベンチを借りて遅い昼食となった。食べながら”今日は頂上まで登れるとは思ってもみなかった。素晴らしい景色に感動!”の歓声が上がった。



路線バス停で本日登った竜ヶ岳を仰ぎ見て、記念の一枚。



18:40新宿バスターミナル着。恒例の反省会は、竜のお情けに感謝し、仲間の励ま合いに改めて感動し、盃を重ねる夜となった。
(報告:石村毅 写真:喜々津和夫&石村毅)


ご案内

本栖湖の南に位置する竜ヶ岳は、山梨百名山にも選出されており、その山容は美しく、小富士と称され、山頂からの富士山をはじめとする風景は必見です。
山行のスタート地点は標高約900mくらいです。

<日 時>
平成28年3月19日(土) (雨天中止)

<集 合>
新宿高速バスターミナル ヨドバシカメラ前 7時00分集合

<行 程>
新宿駅(7:10)富士急線河口湖駅(8:55)(タクシー/30)本栖湖駐車場(9:25)30 登山口75 石仏(11:10)70竜ヶ岳(12:20/13:00)50 石仏(13:50)55登山口20本栖湖駐車場(15:05)(タクシー/30) 富士急線河口湖駅(15:35/16:10)新宿駅(17:55)

歩行時間:約5時間 (ガイドブック:3時間35分)

<地 図>
富士山 1/50,000 昭文社

<交通費等>
高速バス(往復):3,500円  タクシー(往復):2,000円見当(人数次第)

<持ち物>
日帰りハイキングセット、弁当、水、雨具、(積雪を考慮)軽アイゼン、スパッツ

<申し込み・問い合わせ>
平成28年2月6日(土)まで/バス予約の関係
関口会長又は企画係:塩出まで




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景信山/高尾山
(727m/599m)


第78回  練馬稲門会山歩き会 山行
ご報告

<実施日>
2016年2月28日(日)

<天候>
晴れ

<参加者>
(順不同、敬称略) 計8名(男4名、女4名)
小松、塩出、神崎、喜々津、木村、小椋、関 計8名

<集合>
高尾駅北口  8時00分集合

<コース>
高尾駅前8:12発  小仏バス停 8:27着 準備体操 8:45発景信山登山口9:00景信山(727m)10:08着小仏峠11:05着城山(670m)11:40着/昼食(一丁平経由)高尾山頂(599m)13:10着(3号路~2号路~琵琶滝~6号路)高尾山口15:30着京王高尾山温泉/極楽湯(入浴&反省会2時間)17:40頃解散

<実歩程・歩行距離>
歩行時間・距離:約4時間40分、約11km

<山行報告>
当初2月20日16名の予定であったが、雨で順延となり、8名での山行となった。当日は、絶好の登山日和となった。
小仏バス停から舗装された緩やかな登り坂を進むと景信山登山口に着く。
緩やかな登りの樹林帯(杉、檜など)の中を進み小下沢からの合流を過ぎると、少し傾斜をまして登りになる。
八王子の町や城山のアンテナが見え、木道を登ると景信山頂上に着く。


景信山頂にて

ぬかるんでいるとの情報もあり、頂上近くでスパッツを着けたが、一部ぬかるみがあった程度であった。頂上からは、富士山が見られた。
景信山からの下りは、2年前にはなかったが、階段状の木道が城山から高尾山まで続いており、歩きづらく感じた。
城山で昼食をとり高尾山に向かったが、杉花粉の影響で霞があり、高尾山頂上では富士山も見えない状態であった。


高尾山頂にて

下りは6号路が倒木で通行止めのため、3号路から2号路、琵琶滝を経て最後6号路より高尾山口まで下山した。このルートでのぬかるみは、ほとんどなかった。
下山後、最近できた京王高尾山温泉にてゆっくり入浴し、疲れをとった後、近くのそば屋で反省会を行い、解散した。
高尾山温泉は、天然温泉露天風呂(ぬる湯、あつ湯)、檜湯他があり楽しめる。

今回の登山では、ゆとりを持った日程としたこともあり、途中で景色などを堪能しながら、怪我などもなく、楽しい山登りとなった。
(報告:内池、写真:塩出)


ご案内

景信山は、小仏からのアプローチが短く、好展望の頂きに手軽に立てる。
高尾山は、ミシュラン三つ星に選ばれ、多くの観光客で賑わう。道も整備されており安心してハイキングが楽しめる。
山歩きの後は、新しく出来た京王高尾山温泉でゆっくり入浴。

<日 時>
平成28年2月20日(土) (雨天中止)

<集 合>
JR中央線 高尾駅北口  8時00分集合

<行 程>
高尾駅前8:12発  小仏バス停 8:27着 準備体操 8:45発10景信山登山口9:0050景信山(727m)10:20着/10:30発30小仏峠11:10着/11:20発25城山(670m)11:55着/昼食(30分)12:25発50(一丁平経由)高尾山頂(599m)13:30着/13:50発(1号路)15高尾山薬王院14:10着/14:20発75高尾山口15:40着京王高尾山温泉/極楽湯(入浴&反省会2時間)17:40頃解散
又は高尾山頂(599m)13:30着/13:50発(稲荷山コース)70高尾山口15:10着京王高尾山温泉/極楽湯(入浴&反省会2時間)17:10頃解散

歩行時間・距離:約4時間15分、約9.1km 又は約3時間55分、約8.4km

注:・・・10・・・と書かれているところの数字は地図上の歩行時間(分)です。時刻は、これを参考に多少余裕を持たせて書いてあります。
高尾山山頂からのルートは、2ルート書いていますが、前日の状況で決めたいと考えています。

<地 図>
高尾・陣馬 1/50,000 昭文社

<交通費等>
JR新宿6:49 高尾7:50 (片道550円)
京王線新宿7:08 7:43北野7:46 7:58高尾 (片道360円)
バス代 高尾駅北口~小仏230円
京王高尾山温泉/極楽湯1,000円 (回数券10枚綴り8,000円)

<持ち物>
日帰りハイキング、弁当、水、雨具、入浴セット

<申し込み・問い合わせ>
内池  平成28年2月14日まで





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