当会の現在~組織化へ向けて
1. 2015年4月現在、登録されている会員総数は453名で、これは当会が設立されてから最大である。会員数が150名と低迷した20年程前と比べると、大きく前進したことになる。男女別、年齢別のデータはないが、総数だけでいえば東京23区支部稲門会のなかで杉並、世田谷に続く第3位であり、全国有数の稲門会といえる。
毎年40~50名に及ぶ新会員が入会し、同時に退会会員も毎年少なからず出てくるのが現状である。
2. 会員数がここ数年飛躍的に増加した原因は、およそ三つの要因が考えられる。ひとつは、サークル活動の活性化である。ふたつは、ニューイヤーコンサートのお知らせに当会への入会案内を同封し、約7,000名の校友に過去9年間出し続けたことである。三つ目は、サークルやNYコンサートの展開を裏方として支えてきた事務局スタッフの存在である。
3. 会員数が数的に増加した半面、サークル未加入の会員も半数近く存在し、年会費を払っているだけの休眠会員が数多く存在するのが現在の姿である。また同時に、一向に若手会員、女性会員が増えてこないという実情もある。
4. これらの課題を解決しさらなる前進を図るために、2014年5月に4つのチームを編成し、将来的に当会の発展をめざすために「組織化」を図ることとした。要は、これまでの親しい仲間による親睦組織を脱却し、機動的で前向きな組織としての活動を目指すものである。同時に、会員としての意識づけをいかに高めていくかも視野に入れるものである。2年程度の期間を一応のメドとしている。
4つのチームは以下のとおりである
・会員活性化チーム
会員の親睦を深め、サークル間の意思疎通を図る横グシの機能を果たしていく。サークル活動のさらなる充実、休眠会員の掘り起しなどを進めるため、サークル部長を中心とした打ち合わせ会を行っている。担当リーダーは富岡晃、サブリーダーに小島忠夫、石井弘美が就いている。
・地域貢献チーム
練馬区への貢献を果たすひとつとして、10回目を迎えるニューイヤーコンサートの開催を中心的な業務とし、同時に高齢者に対する何らかのサポートを視野に入れる。担当リーダーは荻野隆義、サブリーダーは小松袈伴、仲山典美である。
・大学・23区支部チーム
大学、校友会へのさまざまな協力、23区支部との連携、稲門祭への対応、ワセダグッズの頒布などに関わることを担当する。担当リーダーは松本誠。
・広報・ICTチーム(ICT=情報通信技術)
会員への定期的な情報紙「練稲PRESS」の作成・配布、「練馬稲門会小史」の作成、ホームページの作成・更新、総会時に配布する「会報」の作成などを行う。これにより、会員の活性化を図る。また、会員名簿を日常的に更新、管理、同時に会員のネット利用を促進する。また、大学のQUONNET(クオンネット)を活用し、新入会員の募集、ホームページのPRを図る。担当リーダーは鈴木奎三郎、サブリーダーは山田興太郎、照山忠利である。
事務局の機能
4つのチームを補佐し、総会の開催や会全体としての行事、特命的な業務を進めるために、当面事務局体制を維持する。総会、お花見会、納涼祭、稲門祭、新年会など共通行事を担う。当会の「規約」も今日の実情に合わせて改定する。リーダーは幹事長・会長代行の関博之が務める。将来的には、総務チームとして独立を視野に入れる。
会員の区分と年会費
2015年1月の役員会で会員の区分を以下の通りとした。
●正会員(早稲田大学卒業生は個人会員、その家族はファミリー会員)。
年会費は個人会員3,000円、ファミリー 会員2,000円。
●準会員(早稲田大学現役学生) 年会費無料
●賛助会員(卒業生でない入会希望者。役員2名の推薦が必要。年会費3,000円)
なお、年会費3年未納者は会員資格を失うものとする。
サークルの現在
1. 2015年4月現在、登録されているサークルは21に及ぶ。活発な活動を行っているサークルがある反面、なかには準備中ものもあり、サークルよってその活動は温度差がある。しかし、サークルに入って好きなことを気の合う仲間と時間を共有する・・という本来の当会の目的からすれば、一応の目的は達成されている。
2. 4月1日現在のサークルの現状と責任者は以下の通りである。
→サークル連絡表50kB
これまで、そしてこれから
大学の校友会本部が認定する稲門会は、初めに記したように1,400を超える。そのひとつである当会は、練馬区という地域社会をベースに構成されている。その練馬区には、物故者を除き少なくとも約8,000名の卒業生がいる。
そのなかにあって、当会の450名という現在の会員数はわずか6パーセント弱にすぎない。これが多いのか少ないのかはいろいろと意見が分かれるところだが、“ワセダ”というひとつの縁で結ばれた当会は、これからも世代交代を繰り返しながら、会員の現在、そして老後の豊かな生活や生きがいの一助になっていくことが求められている。創立37年となる練馬稲門会。これからもご一緒に楽しく豊かな会にしていこうではありませんか。
2015年4月 広報・ICTチーム編集 構成・文:鈴木奎三郎 写真編集:岡田吉郎
編集協力:山田興太郎 照山忠利 小澤由喜雄 築山哲 石村毅 塩出重弘
|