ワセダブランドの一翼を担って (2014年度 総会資料より)

練馬稲門会会長 荻野 隆義

本学は、創立150周年を迎える2032年を見据えた新たな中期計画"WASEDA VISION150"を策定し、「世界に貢献するワセダ」をそのひとつに掲げています。
日本の「早稲田」から世界の「WASEDA」へ。"一身一国の為のみならず、進んで世界に貢献する…"という創設者大隈重信侯の久遠の理念は時代を超えて受け継がれています。
翻って当会は今年創立36周年。東京23区校友会屈指の稲門会として全国からその活動は注目されています。
世界に貢献できないまでも、歴史を重ねてきた伝統ある稲門会のひとつとして、みなさまのご協力を得ながら次の3点を軸に置いて更に活発な活動を行っていきたいと考えています。

1.会員相互の親睦をさらに進める
2.大学に貢献する
3.練馬区に貢献する


「会員相互の親睦をさらに進める」は、これこそか本会の目的であり使命でもあります。
現在の会貝数は400名を超えていますが、実態は約20に近いサークルに参加し活動をされている会員はその半数にもなりません。
年会費を納めているにもかかわらず、サークルに参加していない会員が半数以上もいるのが現状です。
これは執行部としても大変残念なことであり、同時に早急に解決しなければならない課題であると思っています。
少しでも多くの皆さんがなにかのサークルに参加されて、練稲ライフを楽しんでみよう……という魅力のある会にしなければと考えています。
そのために、5月1日に4つの"チーム"を立ち上げました。事務局の体制と機能も強化し、"チーム"と事務局が一体となり、みなさまのご期待に沿える体制を作っていきたいと思っています。

次に「大学に貞献する」については、稲門祭やスポーツ、いろいろなイベントなどに参加すること、さらにサークル活動を活発に進めることが、直接間接に大学に貢献することに繋がります。
結果としてそれが当会はもとよりワセダブランドを国内外で光り輝かせることになると考えます。

「練馬区に貢献する」は、地元の校友会として当然のことであり、また1978年に当会が設立された時からの趣旨でもあります。
特に、その具体的な事例として、2007年にスタートした本学交響楽団による"ニューイヤーコンサート"はすでに8回目となりました。
練馬文化会館で開催するコンサートは、他の稲門会の追随できないシンボリックな行事として定着しています。
同時にその収益金の一部を練馬区の文化、緑化の振興に資するための「葉っぴい基金」に寄付しています。
これはひとえに皆様のご理解とご助力によるものであり、当面、10回を目標に続けていきたいと思っています。
みなさまのこれまでのご助力に感謝しつつ、共に力を合わせてより良い練稲を、そして練稲ライフを築いていこうではありませんか。










創立35周年にあたって (2013年度 総会資料より)

練馬稲門会会長 荻野 隆義

 今年で創立35周年となる当会は、昭和53年3月18日、豊島園において第一回の設立総会が開かれて発足しました。父の優(まさる)は初代の会長に選ばれ、平成6年7月に逝去するまで会長を務めました。
こよなく「ワセダ」を愛し、練稲の発展に精魂を傾けてきた父は、現在の練稲の活況を天界からきっと喜んでいるのではないかと思います。奇しくも今年は生誕100年になります。
さて、優の父は、山梨県に生まれ身一つで東京に出てきました。当時は決して豊かでなかった山梨ゆえ、ずいぶん苦労を重ねたようですが、上野に開いた電気店で成功しました。松下幸之助さんが二股ソケットを売りに来たり、近くに住んでいた横山大観翁の絵を買ったり……という逸話が残っています。
父は大正2年に東京で生まれ、早稲田中学、第二高等学院、商学部を卒業。弓道部で小笠原流の射手として活躍したスポーツマンでした。いくつかの自動車関係の会社を経て東京日産自動車販売を興し、副社長として昭和45年に退任するまで、その規模を飛躍的に発展させたようです。
ワセダへの愛校心も人一倍強く、創立100周年の募金に際しては、当時の西原総長を連れて企業回りを行うなど献身的な母校愛を持っていました。仕事とワセダと、そして人一倍面倒見のいい性格ゆえ日々が多忙を極め、父と接する時間はほとんどなく、子供心に寂しさを感じた時もありました。
しかし、折からブームが到来したゴルフの手ほどきを受けたり会員権を貰ったり、私の兄弟3入はゴルフにのめりこんでいきました。そういう点では子煩悩な父であったと思います。
そんな父の記憶を辿るにつけ、未だに私は"おやじの背中"に追いついていないという実感があります。追い越すことはできないまでも、なんとか少しでも追いつきたいと願っています。
35年前に父と有志が創設した練稲。そのあとを受けて平成6年に2代目の会長をお引き受けしましたが、役員はじめみなさんのお力で、会員数も380名を数える全国有数の校友会になりました。
またサークルも増えご同慶の至りですが、これから取り組むべき課題は、
1.役員と会員の活動の段差をどう平均化して活性化していくか
2.役員が牽引するのではなく、会員からの意欲やパワーをいかに引き出していくか。そのための組織をどう作っていくか
3.若手会員、女性会員をどう増やしていくか
4.そのために魅力ある練稲をどう構築していくか
などが、今後の取り組むべきポイントではないかと思います。
創成期から円熟期へ……共に力を合わせてより良い練稲を、練稲ライフを作っていこうではありませんか。
(平成25年3月22日開催のサークル懇話会「おやじの背中」から構成)

                 
          荻野隆義会長           初代会長 荻野優